eFUEL(次世代燃料)

自動車業界ではEVの話題で持ち切りですが、
先日、ポルシェが何やらEVとは別軸の動きも同時並行で動いているようです。

ポルシェ曰く

ガソリン車を、電気自動車よりもクリーンにできる代替燃料、

『 eFUEL 』

の開発を進めていると発表しました。

そして、
実際にそのeFUELを製造するための工場を南米パタゴニア北部に建設し、操業を開始したとアナウンスしています。

このeFUELの普及には10年くらいかかると言われてます。

にもかかわらず、
突如、工場を建設し操業を開始したということは驚きです。

このプロジェクトには、
ポルシェだけではなくシーメンス・エナジー社などのいくつかの企業が関わっています。

ポルシェの発表によると、
2022年からeFuelの量産を開始し、

2022年:約13万リットル(34,342米ガロン)
2024年:約5,500万リットル(1,450万ガロン)
2026年:5億5,000万リットル(1億4,500万ガロン)

といったスケジュールで生産を予定しているそうです。

そしてこの燃料の最大の特徴は、
ガソリン車にそのまま使用できるうえ、CO2排出を90%抑えることができるところです。
(実際の所がどうなのかは、まだ不明)

また、
工場そのものも風力エネルギーを利用するなど

『 クリーンエナジー 』

にて運営されており、
まずは風力エネルギーを利用して水を水素と酸素に分解する電解槽を動かし、
さらに水素は空気中のCO2と結合して合成メタノールとなり、eFuelに変換されるというプロセスをたどるようですね。

ポルシェはこの燃料を、
まず2022年からレーシングカーの燃料として使用するそうですが、今後の販売計画については明かされていない状態です。

(ガソリンスタンドで販売するとなると、専用の設備が必要となるので実現性は低い)

ポルシェがこの代替燃料を開発する真意は現時点では計りかねるというのが実情です。

そして、
この次世代燃料の販売によって利益を得るのか、

『 これまでに製造した全車(ポルシェ車)の70%が現在も路上を走っている 』

自社のクルマを今後も存続させることが目的なのかは謎です。

(おそらくはその両方だと思われる)

さらにポルシェは電動化(EV)を強力に推し進める一方で

『 ガソリン車(新車)をできるだけ長く生き残らせたい 』

とも考えており、
そのためのガソリン車を生き残らせる為の免罪符として代替燃料が用いられることも考えられます。

個人的には、
トヨタ自動車がはるか前から水素燃料を推し進めています。

なので、こちらの今後がどうなるのだろうかと興味津々ではあります。

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【本日の名言】『 不明 / 永平寺 』
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ひとの価値は地位・財産・職業に関係ありません。

知識・能力だけでひとを評価すると過ちを招きます。

知識を生かす心と行いこそ大切です。

ひとの価値は心と行いから生ずるのです。

これは、
ぜひ、みなさんに読んでいただきたいですね!

自身の行い、振る舞い等を考え直さずにおれない名言ですね。

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