テスラの考える未来の充電ステーション!

以前、お伝えした通り、テスラは3月1日に『初開催』となるインベスター(投資家)デーを開催しています。

動画URL: https://www.youtube.com/live/Hl1zEzVUV7w?feature=share

その中ではいくつか興味深いビジョンが示され、中でも特に面白いと感じたのが、

『将来的に建設を予定しているダイナーやドライブインシアター』

です。

これは、スーパーチャージャーを組み込んだ複合充電施設ということになります。

車社会であるアメリカではけっこう人気化する可能性が高く、すでにサブウェイ、タコベルが似たような計画を発表済みです。

メルセデス・ベンツも充電可能な複合施設の建設を発表しています。

テスラはこの『スーパーチャージャーつきドライブインシアター』の計画については昨年6月に発表しています。

その際に概要は公開されていましたが、完成予想図の画像を公開するのは今回が初。

見る限り1970〜1980年代風のレトロな外観を持っており、かなり面白そうな雰囲気を持っています。

テスラがこれをもって『充電』という体験を特別なものへと変化させようとしていることがわかります。

現在多くのEV開発を行うメーカーが存在するものの、

『充電ネットワークを完全に自前で展開』

するのはおそらくテスラのみです。

(ポルシェが一部自前の施設を用意している)

その他のメーカーはチャージングネットワーク会社との提携によって充電環境を提供するのみとなっています。

テスラは充電体験とEVの販売は切り離せないものと考えていると言ってよく、そのために当初からスーパーチャージャーの展開を急いできたのだと思われます。

今回の『テスラダイナー』はそれを一歩押し進めたものと考えています。

なお、イーロン・マスク氏は、このアイデアを少なくとも2018年頃には持っていた模様。

ロサンゼルス サンタモニカ大通りにオープンさせることを検討しており、実際にロサンゼルス市は書類が提出されたこともすでに報じられています。

当時の計画では、

・2階建て
・2種類の映画スクリーン
・28基のスーパーチャージング・ステーション

が設置される予定となっていたようです。

なお、2018年に設計図が提出されつつも今に至るまで実現しなかった理由はナゾです。

テスラは少し前に、

『ホワイトハウスとの契約によって、スーパーチャージャを増設し、他メーカーのEVも充電できるようにする』

とコメントしています。

なので、このダイナーの充電器は他社製EVでも使用できるようになるのかも。

ただし、

『テスラ以外のEVで、このテスラダイナーに行く』

のは少し勇気が必要かもしれないなと感じたりもしますw

ただ、こういったテスラダイナーは、

『テスラオーナーになると楽しいことが待ち受けていそうだ』

と他社製EVオーナーに思わせるに十分だと感じますし、テスラのブランディング上、非常に有利に働くのは間違いないと感じます。

テスラが本格的に費用を投じれば、大きな差別化要因となるだろうとも考えています。
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【本日の名言】『 ピーター・ドラッカー / 経済学者 』

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宗教の先生が生徒一人一人に「何によって人に覚えられたいかね」と聞いた。

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