いつもドラッグレース動画を中心に公開しているのがCarwow(youtubeチャンネル)です。
今回は趣向を変えて、
『EVの航続距離がどの程度なのか、満充電からバッテリーがゼロになるまで走ってみた』
という動画を公開しています。 EVにはつねに、
・走行距離
・充電
という問題がつきまとっています。
・メーカー公称値の信憑性の有無
・使用状況で変化する航続可能距離
・充電施設まで走れるかどうか
・充電にかかる時間
などなど、とにかくEVの運転は、
『不安との戦い』
でもあるため、これが購入を妨げている大きな理由であると考えています。
そして今回、サバイバルレースに参加した電気自動車は以下の6台です。
・アウディA4 E-Tron スポーツバック(ドイツ)
・ジェネシスGV60(韓国)
・メルセデス・ベンツEQA (ドイツ)
・日産アリア(日本)
・テスラ・モデルY(アメリカ)
・フォルクスワーゲンID.Buzz (ドイツ)
公平を期すため、同じ場所から6台が一斉にスタートし、
・同じ速度
・同じルート
にて走行を行っています。
コースは主に高速道路のようですが、一般道や渋滞もあり、実際の使用に近い環境の様です。
そしてそれぞれの6台はバッテリー残量がなくなるまで走り続けます。
このあたりは自動車メーカーによって、
『残量ゼロ』
の捉え方が異なります。
余裕を残してゼロ表示するかもしれませんし、完全にバッテリーがなくなった状態をゼロとするかもしれません。
このあたりはロジックによって、
『数キロ~十数キロ』
程度の誤差が生じる可能性があることは念頭に入れる必要があります。
最終的な結果がこちら。
【最も長い距離を走るランキング】
1位:テスラ・モデルY
2位:日産アリア
3位:ジェネシスGV60
4位:アウディA4 E-Tron スポーツバック
5位:メルセデス・ベンツEQA
6位:フォルクスワーゲンID.Buzz
【走行距離/バッテリー容量1kWh(電費)】
1位:テスラ・モデルY
2位:ジェネシスGV60
3位:日産アリア
4位:アウディA4 E-Tron スポーツバック
5位:メルセデス・ベンツEQA
6位:フォルクスワーゲンID.Buzz
【メーカー公称値:現実的な走行距離】
1位:日産アリアがトップ
2位:テスラ・モデルY
3位:フォルクスワーゲンID.Buzz
3位:メルセデス・ベンツEQA
5位:アウディA4 E-Tron スポーツバック
結論、テスラが圧勝となっています。
これはもっとも経験が豊富だからだとも考えることができます。
ただひ、テスラは他のテストでも優秀な数字を記録しています。
一方、それほどEVに関して実績のないジェネシス(ヒョンデの高級ブランド)は意外に優秀です。
そして『リーフ』でノウハウを蓄積した日産もなかなかのレベル。
一方、アウディ、メルセデス・ベンツ、フォルクスワーゲンは『今一つ』な結果となっています。
とくにIDシリーズはバッテリーの劣化が早いという報道もあります。
1年後に同じ車両を使用してテストを行った結果は『興味深い』ものになると考えてみたり。
仮に、
・バッテリー容量が同じ
・駆動方式が同じ
・車体重量が同じ
であったとしても、自動車メーカーが異なれば航続可能距離が大きく変わることも珍しくありません。
それは、
『バッテリーやモーターの制御技術に差がある』
からです。
バッテリーから最大性能を引き出すための
・温度管理
・回生ブレーキの活用方法
に差異があります。
多くの自動車メーカが取り入れる、
・ワンペダルドライブ
です。
逆にポルシェは『無駄そのもの』だと断じ、これを排除するという制御を行っています。
今後はエンジン性能や燃費ではなく、電費で車の性能を語るようになるのかと思うと不思議な感じではあります。
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【本日の名言】『 孔子 / 哲学者 』
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其の以(な)す所を視(み)、其の由(よ)る所を観(み)、其の安んずる所を察すれば、人いずくんぞ隠さんや、人いずくんぞ隠さんや。
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意味
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人間の行動には、必ず動機がある。
そして、その動機をどのように発展させて行動しているかを観察すれば、その人は絶対に自分を隠すことはできない、絶対に隠せない。
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