詐欺行為にて、
「1億5000万ドル」
(現在の為替レートで226億5000万円)
を騙し取り、240台もの驚くべきカーコレクションを手に入れていた男が、
「97ヶ月の実刑判決」
を受けたとの報道がありました。
226億5000万円というと尋常ならざる額ですw
この男の名前はナヒブ・カーン(70歳)。
当時、給与処理会社インターロジック・アウトソーシング(かなり大手だったらしい)を経営していた模様。
小切手キッティング・スキームとして知られる方法により、自分の管理下にある複数の口座間で小切手を書き、銀行間にて電信送金を行なっていたと報じられています。
報じられている内容だと、当人は、
レイクシティ・バンクのIOI口座から小切手振り出し
↓
キーバンクのIOI口座に入金
↓
バークシャー銀行のIOI口座からレイクシティ銀行のIOI口座に小切手を振り出し
↓
バークシャー銀行から発行された小切手はナヒブ・カーンがキーバンクのIOI口座からバークシャー銀行のIOI口座に送金
↓
その後にカバー取引
を行っていたのだそう。
この方法でとんでもない不正蓄財を行ったことは間違いがない模様。
そして、逮捕された後に押収されたコレクションの一部が2020年に(RMサザビーズ主催)オークションに登場したことで大きな話題を呼んでいます。
こういった感じで犯罪に手を染めてしまったナヒブ・カーン。
一部の犯罪者がそうであるように審美眼には優れていた模様。
そのコレクションの内容を見てみると、
・1952年型フェラーリ225 Sベルリネッタ
・1955年型クーパー・ジャガーT38 Mk II
・1953年型フィアット8Vスーパーソニック・バイ・チャイナ
・1957年型XKSS
・1963年型Eタイプ・ライトウェイト
・1955年型Dタイプ
をはじめとするジャガーの継続生産車3台など、クラシックカーから現代のクルマまでマニア垂涎のモデルがずらりと揃い踏み。
そして現在、このコレクションはRMサザビーズ主催のオークションによって一部が売却され、そこでは4400万ドル以上の収益金をあげているそう。
なお、今回の判決には、
・実刑
・1億2100万ドルをキーバンクに払う
・2700万ドルを(ナヒブ・カーンが金をくすねた)顧客に返還する
という命令が出されている模様。
加えて5年の間、
「支払うべき税金を支払わなかったぶんの税金」
として980万ドルをインターロジック・アウトソーシングに対し納めるよう命じられることになっているそうな。
どう考えても、こういった大規模な犯罪は足がついてすぐにバレそうに思いますが、逮捕されたといえども実際に226億5000万円をだまし取ることに成功しています。
うまくやれば「バレなかった可能性」もある。
そう考えると、今でも不正行為が明るみに出ず、違法に財産を溜め込んだり、そのお金でスーパーカーやハイパーカーを購入している人がいる可能性もあるだろうなと思う今日この頃です。
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【本日の名言】『 松岡修造 / プロテニスプレイヤー 』
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勝ち負けなんかちっぽけなこと。大事なことは本気だったかどうかだ。
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