国連人口基金(UNFPA)の世界人口白書2021年によると、
世界人口は、
1986年:50億人
1998年:60億人
2021年:78億7500万人
となっています。
ちなみに、
2020年に比べて8000万人増加しています。
日本は前年に比べて40万人減り1億2610万人(世界11位)。
今後30年で世界人口は20億人増加し、2050年には97億人に達する予測されています。
増加する国の半数以上は、
・インド
・ナイジェリア
・パキスタン、
・ンゴ民主共和国
・エチオピア
・タンザニア連合共和国
・インドネシア
・エジプト
・米国
(予測される人口増が多い順)
の9カ国だと。
現在2位に位置するインドは2027年ごろに、世界一人口が多い国になるとみられています。
現在インドの人口の半分が24歳以下。
アフリカも同じく若い世代が多いという統計が出ています。
但し重い債務を抱えている世界最貧国42ヵ国の内、3ヵ国がアフリカの国。
自給自足(人口安定)
↓
換金作物(貨幣経済)
↓
豊かさ(人工拡大)
↓
生産拡大(経済発展)
上記の様に、
途上国で自給自足をしている国は人口は安定しています。
人口増加を起こしている国は先進国の植民地だったか現在先進国に
『 資源や換金作物 』
を輸出している国です。
貨幣が入り、一時的に食糧供給が増え人口が増加という構図ですね。
なので、
エチオピア(コーヒー)、インド(綿・紅茶・胡椒)、ブラジル(ゴム・コーヒー)は人口爆発しています。
上記の循環で人口増加となると経済が拡大しお金が必要となります。
最終的には資源枯渇と環境破壊に繋がていきます。
途上国の換金作物は輸出品なので、途上国の食糧は輸入品に依存しなければなりません。
土地の酷使や農薬で年々、換金作物の収量は減少する悪循環につながっています。
人口爆発の原因が
『 貧しさ 』ではなく、人口爆発の『 結果 』が『 貧しさ 』だということです。
先進国は人口爆発を既に起こしている国です。
産業革命以降、
・ヨーロッパでは人口が 200年で5倍
・アメリカは200年で10倍
です。
先進国は自給自足が困難なので植民地政策を実施し、途上国の資源を安く買って大量移民を受け入れました。
アメリカ大陸やオーストラリア大陸には先住民が住んでいましたが、ヨーロッパからの大量移民で大陸ごと奪ってしまったのです。
日本は、
江戸時代まで3000万人前後で人口が安定していましたが、開国後100年で4倍に増加しています。
時給自足が困難にとなり、世界中から莫大な食料や資源、エネルギーを大量輸入することで支えられているのが現状です。
先進国の消費拡大(経済成長)は留まらず、資源や労働力を途上国に求める。
先進国が自給自足を回復するか、資源消費を減らすかしないと途上国の人口爆発や貧困は解決されないというのが、
イーロン・マスク氏が火星移住計画等を考えるのも無理ないなと感じました。
下手したら、
『 機動戦士ガンダム 』
のように、
『 人類が、増え過ぎた人口を宇宙に移民させるようになって、既に半世紀~ 』
という有名な冒頭のナレーションがありますが、
これに近いことが100年以内には実現するかもしれませんね。
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【本日の名言】『 大久保利通 / 薩摩藩士、維新三傑の一人 』
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▼名言
目的を達成する為には人間対人間のうじうじした関係に沈みこんでいたら物事は進まない。
そういうものを振り切って、前に進む
↑
私自身、仕事は仕事!個人感情とは切り離す!
という考えです。
今も昔も、
大きく成長する企業、
『 目的が明確 』
であり、
『 目標達成を至上命題 』
にしているので、
多少のごちゃごちゃを振り切って進むだけの推進力があります。
どの企業にも言えることですが、
『 人 』の個人感情に固執しすぎて身動きが取りにくくなりがちです。
推進力が足りないな、と思ったときこそ、思い出したい名言ですね。