今日は新しい錬金術のお話。
先日、日産R35 GT-RをモチーフとしたNFTがオークションに出品され話題となりました。
(NFT:ノン・ファジブル・トークン=非代替性トークン)
NFTマーケット、
RubiX Networkを通じての出品価格は22万ドル(約2,500万円)。
ただし、
落札された価格はなんと10倍以上の230万1,438ドル(約2億6,200万円)となっています。
このNFT作品はカナダのアーティスト、
アレックス・マクラウド氏が制作したものです。
このデジタル作品は、
GT-Rが3つの超自然的な3D環境下に置かれ、その環境内でGT-Rの
『 超自然的なパフォーマンス 』
を表現しているそうです。
作品はともかく、NFTに言及を。
このNFTとは
『 デジタルデータの真正(唯一性)を担保する仕組み 』
です。
所有者が持っているデジタルデータが
『 複製ではない 』
ことを証明することが可能となっています。
よって所有者はそのデータ(今回の場合は作品)を所有する世界で唯一の人間となれます。
よって、芸術作品同様に売却によって利益を得ることも可能となっています。
簡単に言うと暗号通貨にもよく似ています。(同じブロックチェーン技術を使用している)
『 1枚しかないビットコイン 』
のようなもので、
その1枚しかないビットコインが多数流通していて、それぞれのビットコインにそれぞれのオーナーがいるというイメージです。
そしてもちろん、
『 1枚しかない 』
ということだけでは価値の上昇を期待することはできません。
その1枚を作ったのが誰なのか。
(それぞれコインに描かれた独自の絵に価値があるというような概念)
これが重要であり、
そこに内包されたアーティストの価値、
今回のように『 GT-R 』というモチーフがその1枚の価格を左右しています。
今後、同様の事例が各自動車メーカー間で拡大することになると推測します。
NFTについては『 新たな可能性 』として面白い反面、
・どこまで行くのか?
・一過性のブームではないのか?
・これまでNFT作品を購入した人はどうなる?
と思ったりもします。
現在のNFT現象については、
芸術を後押しするという側面よりも、
投機的な側面が強いのは間違いなさそうです。
現代では自動車はじめ、
スニーカー、バッグ、そしてNFTなど
『 なんでも通貨になりうる 』
という気がしています。
いずれにせよ、
投資対象が多様化し、
チャンスが増えるというのは歓迎すべきだと思います。
そしてアーティストや、
作品の製作者にとって収入獲得の機会が増えるという点においてもいいなと感じます。
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【本日の名言】『 不明 / 不明 』
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雲の上はいつも晴れ
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今はうまくいっていなくても、
それを乗り越えれば明るい希望が待っているという意味ですね。