時価総額が1兆ドルを超える企業では、はじめて『ジャンク格付け』された最初の企業がテスラです。
※ジャンク格付け=投資不適格 そんなテスラですが、ムーディーズ・インベスター・サービスがテスラの格付けを引き上げています。
※ S&Pグローバル・レーティングスは昨年にテスラ格付けを引き上げている
Baa3とし、ジャンクから『投資適格」に引き上げると発表しました。
ステータスは『ステーブル(安定的)』となっています。
一方、日産自動車はS&Pグローバル・レーティングスによる格付けがBB+へと引き下げられました。
これによってジャンク格付けとなってしまい、『投資不適格』に分類されることに。
(参考:トヨタ)
S&Pグローバル・レーティングス=A+
ムーディーズ・インベスター・サービス=A1
格付投資情報センター=AAA
日本格付所=AA
トヨタは非常に高い評価となっている。
今回の『格上げ』については、評価を無関係とするイーロン・マスクCEOにとっては関心のないことかもしれません。
むしろ、1兆円企業で唯一のジャンク格付けでなくなったことを悲しんでいるかもと考えてみたりw
ゴリラの勝手な想像はさておき、この格付によって投資を得やすくなったり、借り入れをおこないやすくなるという観点からは大きな意味があります。
テスラはこれまで、
・新興自動車メーカー
・やがては消え去る
と捉えられることが多かった企業です。
よって常にその株価が、
『過大評価されている』
と捉えられており、かつ自動車業界や政府からは、
『自動車メーカーとして認めてもらえない』
といった実情がありました。
(これに対してイーロン・マスクCEOは全く意に介さず)
そんな逆風も2022年からは風向きがやや変わりはじめます。
EVを推進しつつもテスラを無視し続けていたバイデン政権がはじめてテスラの名を公式に使用したからです。
そしてフォードやGMといった既存自動車メーカーと同等の扱いを行ったことは記憶に新しいところです。
その後は、ホワイトハウスとの契約を行うなど、着実にポジションを確固たるものへと高めることにも成功しています。
そして今回テスラは晴れて、
『投資してもよい企業』
の仲間入りを果たしたことになります。
ブルームバーグ・インテリジェンスのジョエル・レヴィントン氏はこれを、
『テスラにとって歴史的な出来事だ』
とコメントしています。
さらにムーディーズのレネ・リプシュ氏は、
『テスラは、グローバルな足跡と地盤をさらに強固にすることで、バッテリー電気自動車の主要メーカーの1つとしての地位を維持するだろう』
という声明を出しています。
この評価は、
・サイバートラックの生産開始
・製品ラインアップの拡充
・ギガファクトリーの世界レベルでの展開
・効率性と財務レバレッジへの重点的な取り組み
が複合的に評価されたものだともコメントしています。
この発表を受け、テスラの株価は(NY市場)日中取引にて5.98%上昇しています。
(今年に入ってから50%ほど上昇している)
現時点では時価総額ベースにて「世界で8番目に大きな企業』となっています。
テスラは着実に全ての地位を向上させています。
今後の動向から目を離せないですね。
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【本日の名言】『 孔子 / 哲学者 』
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君子は道を謀りて、食を謀らず。
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意味
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偉大な人間は道を選ぶとき、目先の利益などには目もくれないものである。
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