テスラは昨年、
・充電設備
・レストラン
・映画館
を併設した「ダイナー&ドライブインムービー スーパーチャージャー」の建設申請を行っています。
今回はその設備の建設許可がおりたとの報道がなされて話題となっています。
具体的な設備としては、
・32台のスーパーチャージャースタンド
・映画上映するための2つのスクリーン
・ルーフトップテラスを備えたレストラン
・ドライブインムービーシアター
などの複合施設という計画だそう。
この通称、
「テスラ・ダイナー」
については、
サンタモニカで建設を発表
↓
建設予定地をハリウッドへ変更
↓
再度、サンタモニカに予定変更
(7001 W. Santa Monica Boulevard)
と言った具合に、度々、建設予定地が変更となっています。
今回は流石に建設が確定している様で、7月18日に認可がおりて以降、プロジェクトが急速に進行しているのだそうな。
・設計: スタンテック・アーキテクチャ社
アリゾナ州チャンドラーに拠点がある模様。
・建設請負業者: PCLコンストラクションサービス社
カリフォルニア州グレンデールに拠点を構える。
上記の様に請負業者も決まっている模様。
(ガソリンの様に2〜3分とはいかない)
なお、一般にEVの充電には時間がかかります。
その充電のための時間を潰すため、多くのEVには「エンターテイメント機能」が内蔵されているそうな。
現在、テスラの「スーパーチャージャー」は急速にその数が増えています。
また充電時間も短くなっているために「待ち時間、充電時間」とも短縮傾向にあるのだそう。
そういった流れの中で、
「充電体験を向上させるための設備」
に多大なコストをかけて建設するというテスラの真意が、現時点では把握しかねるというのが正直なところです。
テスラの充電インフラ部門のシニアディレクター、レベッカ・ティヌッチ氏によれば、
「顧客に本当に素晴らしい充電体験を提供」
するための戦略の一環だそうな。
となると、テスラは今後も同様の設備を拡大してゆく可能性があります。
ライバルが増加する中、独自ディーラーを持っていないテスラ。
顧客とのコンタクトポイントとして、こうった施設を活用したいと考えているのかもしれません。
ちなみに「充電時間」は顧客との接点を創出するという意味では非常に大きな意味を持つそうな。
実際、メルセデス・ベンツも自社独自の充電体験をできるように考えられた施設を建設すると発表しています。
(日本でも同様の計画が発表されている)
さらに、サブウェイも販売工場施策の一環としてレストラン併設充電ステーションの建設を表明しています。
日本においても、レクサスが商業施設とのタイアップにて顧客体験の向上を目的としたサービスを導入している模様。
今後はこういった、
・充電時間の有効活用とマネタイズ
・充電を必要とする顧客の誘致
については、
・自動車メーカー
・商業施設
・充電サービス会社
などの様々な業種入り乱れての戦国状態となりそうな気配です。
そして、一定数のEVが普及したのちは、
「EVオーナーの囲い込み」
が重要な課題となるのであろうと予測します。
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