ヒョンデが、2024年後半から自社車両をテスラの北米充電規格 (NACS) に切り替えることを発表しました。 現在すでに、
・フォード
・ゼネラルモーターズ
・リビアン
・ボルボ・カーズ
・ポールスター
・メルセデス・ベンツ
・日産
・インフィニティ
・ジャガー
・ホンダ
・アキュラ
・フィスカー
などがテスラの充電企画を採用することを発表しています。
ヒョンデはこれまで「検討中」としており、「最も顧客の利便性に叶う方法を選択する」とコメントしていました。
今回NACSを採用すると発表したということは、
「顧客(と自社)にとって最もいい選択である」
と判断したのだと推測します。
ヒョンデ・モーターノースアメリカの社長兼CEOのホセ・ムニョス氏は、
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テスラとの提携は、顧客に卓越したEV体験を提供するという当社の取り組みにおける新たなマイルストーンとなります。
この新しい提携により、ヒョンデのEVオーナーは自分の車両を便利に充電できるという安心を得ることができます。
北米全土に少なくとも30,000のステーションを備えた新しい高出力充電ネットワークを構築するため、当社の合弁会社を補完することになります。
↑
とコメント。
このコメントに対し、テスラの充電担当シニアディレクター、レベッカ・ティヌッチ氏は、
↓
当社のスーパーチャージャーネットワークをさらなるEVに開放することは、世界の持続可能なエネルギーへの移行を加速するという当社の使命を直接サポートすることになります。
北米充電規格の最新採用企業としてヒョンデを歓迎できることを誇りに思います。
↑
とコメント。
テスラとの契約に加え、ヒョンデは世界有数の自動車メーカー6社と提携しています。
少なくとも、3万台の充電器を備えた新しい高出力充電ネットワークを北米で開発していることも報じられています。
この新しいネットワークにおける最初の充電ステーションは2024年の夏にオープンする予定となっています。
が、ヒョンデとしては、
・それまで待てない
・その間に、NACS採用を表明したほかのライバルに置いて行かれる
と判断したのかもしれません。
現在、多くのサードパーティ企業が提供する、
「不便な充電設備」
がEV普及の障壁となっていることが、これまで報じられてきていました。
逆にテスラの充電ネットワークの信頼性の高さはよく知られるところでもあります。
さらには、テスラの充電ネットワークは、最大かつ最高の充電エコシステムだとみなされています。
さらには充電コネクタが「かさばる」CCS よりもはるかにスリムで軽量であることも顧客にとって一つのメリットとなっています。
よって、今後より多くの自動車メーカーが採用を進めることになると考えていいのかもしれません。
(残るはBMW、ステランティス、フォルクスワーゲンといった大手ですが、これらはプライドがNACS対応の邪魔をしているのかも)
なお、テスラはもともとNACSおよびスーパーチャージャーについては、
「他社を巻き込んで収益化する予定はなかった」
としていました。
なので、これは思わぬ収益の柱になると指摘するアナリストもいるほどで、今後の展開に注目したいと思います。
テスラはスマートフォンにおけるAppleの様な立ち位置になりそうな気がしなくもないです。
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【本日の名言】『 イチロー / 元MLBプレイヤー 』
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準備というのは、言い訳の材料となり得るものを排除していく、そのために考え得るすべてのことをこなしていく。
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