こんにちは、TRYです。
本日のお題は
『 議論と批判 』
です。
マイクロソフト社の創業者として誰もが知るビル・ゲイツ氏。
ひと昔前、彼はエコノミーにしか乗らないという噂が立ちました。
この場ではその真偽は置いておいて、注目したいのがその理由が「ビジネスでもエコノミーでも到着時間は変わらないから」というものです。
チェックインの時間や、優遇される時間から彼の時給という側面で考えればそれが嘘だという人が多くいます。
富豪である彼がエコノミーなど使うわけがないし、そもそもプライベートジェットだろうという人もいます。
けれど私はこの噂の根本は好きだなと思います。
自分の好きなように、誰にも迷惑をかけず、やりたいことをやっているだけだからです。
彼の時間が人類の損だという意見があればごめんなさい。
さて大多数と意見や行動が異なると、それがやり玉に挙げられることはよくあります。
世の中には自身と異なる見解が多数存在しますし、自分の見解が少数派であった時はなおさらやり玉に挙げられることがあります。
お互いに見解の相違を議論するのであれば健全ですが、
『 妬み、やっかみ、批判、噂 』
から「大多数の正義」による一方的な批判になってしまう事は往々にしてあります。
批判が耳に入った時こそ、当事者の真価が問われるものだと私は考えます。
当事者になった時に自分はどうするのか。
まったく気にせずそのままを貫くのか。
気にしてしまってふさぎ込んでしまうのか。
それとも……
昔から噂話や物事の批判はある訳ですが、袋叩き現象などは、最近のニュースの中でも特に目につく事があります。
ネット内の匿名性の高い媒体ではそれが顕著です。
人々の心理的(潜在的)な要素として
『 他者の欠点や下だと思える者を見て、自身の立ち位置の確認や安心感を得る 』
という作用が働いているのではないかと考えます。
自分に満足できていない部分があり、その不満を発散させるために批判をする。
そのような要素もあるのかもしれません。
議論を行う余地がない場合、それは一方的な批判になってしまいます。
これは本当は議論したい側にも悲しい現象です。
議論をしたくても主張したことが一方通行であれば批判になるわけですから。
当事者間でお互いの主張を議論出来れば一番ですが、現実にはうまくいきません。
受け止めた側は「批判」から取捨選択して、強い心でそれを受け入れより良い自分を形成する事。
「批判」する側は受け止める側が「自身の中で受け止め修正出来る余地」を伝えられるような批判をする事。
とても難しい事です。
一方的なやっかみは問題外ですが、相手を納得させられる批判は心がけたいと考えています。
【本日の名言】
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組織に貢献してくれるのは
優秀な者よりも能力は並の上だが、忠実な者の方だ。
− 織田 信長 / 尾張の戦国武将、右近衛大将 -
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日本で人気のある有名な武将の一人ですね。
この名言から想うことは、
少し解釈がずれますが、
A:要領がよく、仕事はできるけれども扱いづらい人
B:要領はそこまでだけども仕事に愚直に取り組む人
・Aの場合
個人的な感情や考えが優先してしまいがち。
自己主張もそれなりにあるので、良くも悪くも目立つ。
ただし、扱いづらいという点で、個々の仕事ではカバーできないほどの支障をきたす可能性があります。
・Bの場合
基本的には真面目で責任感が強い人が多い印象。
ちょっと不器用な面もありますが、会社の為に必死に頑張る為、なくてはならない存在。
ただし、自己主張が少ないせいか、頑張りが目に見えにくい。
仕事は会社の発展を目的に、組織で動いています。
信長も戦国大名という立場上、家臣団を組織して命を賭して戦うので、
愚直に殿様のために働いてくれる人達のほうが
『 命を預けるに足る(信頼がおける) 』
という見解に至ったのかなと思った次第です。
命のやりとりはなくとも、これは現代の会社組織でも同様なのかなと
個人的には響く要素でしたので紹介させて頂きました。
【本日のワンポイントEnglish】
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We take a haircut on that time.
(今回私たちは損失を取る)
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“haircut”は金融用語として使われるものです。
“haircut”髪を切るというのが本来の意味ですが、損失を表すときに使われる用語です。
今回の例文はあえて損失を被る選択をする事を想定して作成しています。
“haircut”金融用語として深い意味を持つ言葉ですが、会話の中で一つ取り入れると、おっ!となることもあるかもしれませんね。