こんにちは、TRYです。
本日のお題は
『 視点 』
です。
楽天の送料無料問題。
楽天側が最大限の譲歩として以下のことを発表しました。
・送料無料 → 送料込みに変更
・今回の事案で退店する店舗への補償
・他の販売外部サイトの案内
です。
他にも発表した内容があるかもしれませんが、目に見えている対応策は上記の内容となります。
個人的には、楽天の案は特におかしいとは思っていません。
実際問題、多くの店舗群が送料を商品代金に上乗せする対応をとるはずです。
今までは無料と込みのラインが曖昧になり、ユーザーの誤解を招く危険性がありました。
ただ、この問題も三木谷さんの今回の発表で軌道修正されますので、問題点がなくなりました。
さて、ここで一番私が目についたのは三木谷さんがTwitter等などで
『 楽天が一方的に儲ける話ではない 』
と発信していることです。
よくよく考えれば確かにその通りでしょう。
・楽天は毎月、かなりの金額を使ってモールに集客している。
・モールも利用者が勝手に集まる事はまずありえない。
・モール側の相当な努力なくして利用者は増えず、集客の安定化も図れない。
モール側の事情も鑑みつつ、『 出店して収益の柱にする 』というゴールに達するにはやはり店舗側の努力も必要です。
今回、送料について楽天ユニオンと楽天の間に一悶着がありました。
楽天ユニオンと楽天では当然ながら見えているものが異なります。
楽天ユニオンは店舗の利益が一番大事。
楽天ももちろん利益が一番大事。
ただ、その見えているものは店舗としての未来を見るか、モールとしての未来を見るかで全くその性質は異なってきます。
つまり
『 視点 』
です。
当然ながら、お互いに様々な事に配慮は必要です。
ただし、一方的な歩み寄りは譲歩でもなんでもなく迎合となります。
配慮と迎合では全く意味合いが異なります。
今回の楽天送料無料化問題は、楽天側の進め方や言葉のチョイスに問題がありました。
しかし、本質的な問題はそこではないという事です。
今回の送料無料化はアメリカの巨人Amazonに日本が席巻されるかもしれないという危機感が楽天にはあったのではないでしょうか。
それはモール視点から未来を見ていたからではないでしょうか。
モールが1つよりは2つ3つとあったほうが、利用者にも選択の自由があり、健全な市場が維持できます。
ただし、これがAmazonの1強になれば、小売業者は恐らく淘汰されていきます。
Amazonが本気をだせば100兆円以上の資産をフル活用して、一瞬で小売も配送業界もAmazonに乗っ取られてしまうぐらいのパワーを持っています。
相手の『 視点 』が何処に今あるのかも考えつつ、自身の利益をも考えて大局的に物事を進めることが大切だなと思った今日この頃でした。
【本日の名言】
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Victory is sweetest when you’ve known defeat.
(敗北の味を知ってこそ、最も甘美な勝利が味わえる)
− マルコム・フォーブス / 米国のフォーブス誌の元発行人 -
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人は敗北することで、様々な想いや経験をすることになります。
その時に何を感じるかは人それぞれです。
・ただただ敗北感を味わう
・悔しさを味わう
・こうしておけばよかった等の後悔をする
・負けたことへの怒り
等々
こういった内容を経験するのと、頭だけで理解するでは雲泥の差がでます。
人は敗北を二度もしたいとは思わないので、結果として勝利する為の要素を見つけて努力します。
だからこそ勝利は格別なものとなり、よりその人にとって価値あるものになるのだと考えます。
絶対に勝つ。
そのためには何をすればよいのか。
敗北を知る人間が努力をして勝利をつかんだ瞬間には、筆舌に尽くしがたい糧を得られるのではないでしょうか。
Z.com WP
【本日のワンポイントEnglish】
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I would like to discuss the project
(プロジェクトについて議論したい)
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会社で物事(プロジェクト)についての話をするとき、仲の良い同僚となら”I want to talk about”を使っても良いかもしれません。
しかしより丁寧にあなたの望みを表現したい場合は”I would like to”を使うと良いでしょう。
“discuss”は”talk about”よりも「話し合う」を表現する正式な単語です。
”discuss”を実際に使用するときに注意したいのが、”discuss”の後に”about”を使わない事です。
”talk about” 何かについて誰かと漠然と話し合うのと、
”discuss”何かについて一緒にしっかり議論を行うというニュアンスの違いになります。
しっかりと議論したい時には是非”discuss”を使ってみてください。