購入したくても購入できない 消費者に飢餓感を与える販売戦略

こんにちは、TRYです。

本日のお題は

『 売り方の多様性 』

です。

普段、物を購入する側からすると、物を買う基準は概ね以下の2通りに大別されます。

・欲しいか欲しくないか

・買えるか、買えないか(高いor安い)

また、販売側からすると。。。

・売れるか売れないか

・高くするか、安くするか

となります。

ここ近年、車業界では新しい販売手法が高級車メーカーを中心に拡がっています。

どんな手法かというと、商品の購入条件を定め、且つ、購入数までも制限し、付加価値を高めて通常モデルより高く販売するという手法です。

アウディ・フォルクスワーゲングループに属するブッガッティが分かりやすい冷静です。

世の中には億万長者がいて、お金は腐るほどある(羨ましい限り)人々がいますが、お金があっても購入出来ないのがブガッティの車です。

『 収入、社会的な地位、世の中への貢献度 』などなど、車買うのにそんなのいるのと思わず言いたくなりますが、この手法が大当たりしています。

何故かというと、お金持ちの収集癖やステータスなどの目に見えない満足度を高めることが出来ているからです。

『 普通のお金持ちでは買えない”希少性”の高い物を自分は買える 』という満足度ですね。

売り手側からすると通常2億円の車が、希少性を高めるだけで4億円とか10億円で売れる訳です。

(ブガッティは基本、億単位)

つまり、売り手側は希少性を高める為の追加コスト以上に利益率がハンパなくよくなるという事になります。

しかも5台で10億円のところが、1台で10億円で利益もそちらが良いなら、非常に効率的な販売手法なわけです。

これを見た、フェラーリ、ランボルギーニ、マクラーレン、アストンマーティンやベントレー、ロールスロイス、メルセデスなどの名だたるメーカーがこぞって同様の手法に着手しました。

(普段は数千万なのに、億越えにして販売してます)

しかも、今はYouTubeやSNSなどもあり、勝手に宣伝してくれるので広告効果も高く、また希少性を高めることでユーザーのメーカーへの忠誠心も高める事もできます。

さて、車について書いてきましたが、とある記事に比較的大衆者向けのメーカーであるNIKEが、上述の様な手法を考えて販売を始めるというような記事を見かけました。(出典:アプリのフルマラソン記録が購入資格

NIKEはフルマラソンを走る且つ、男女で時間制限を設けており、それをクリアした上で更に先着順という鬼の様な条件を設定しています。

面白いのは、例えばマラソンシューズを欲する人達に、

・走る人達のレベルに応じて、買える物を制限する

などをした場合、レベル1の人からすれば、レベル5の人が持つマラソンシューズは垂涎の的になる可能性が高く、それがある意味では消費者に飢餓感を与えたり、話題性でブランド価値がより高まったりするのではと勝手に想像を膨らませてました。

それに何かと世間を騒がす転売ヤーに煩わされる頻度も減り、ブランド価値を汚されることもないです。

これらの販売手法は、もしかたらある一定のステータスを持ったメーカーやブランドだからこそなせる技かもしれません。

今後のトレンドの一つとなっていくのではないでしょうか。

お名前.com

【本日の名言】


Do what you feel in your heart to be right – for you’ll be criticized anyway.

(あなたの心が正しいと思うことをしなさい。どっちにしたって批判されるのだから)

− エレノア・ルーズベルト / 第32代大統領フランクリン・ルーズベルト夫人、国連代表、婦人運動家 -


何かをなす為に行う事であれば、周りの目などは気にせずに邁進することも大事だと、後押しする意味合いが含まれるのかなと個人的には解釈しています。

勿論、他者に害意や悪意を抱いたり、誹謗中傷する様なことは、どんな信念があろうともいけません。

『 誰かを助けるため、会社を良くする為 』などなど、虚栄心や野心、独りよがりなどではなく、誰かの為、何かの為といった奉仕の精神などの信念に基づいてとる行動であれば、批判に”屈する”事なくやり遂げるべきだなと感じました。

勿論、何事も事を運ぶには、何に対しても、誰に対しても一定の配慮が必要だという常識は持ち合わせているという前提です。

『 親の心子知らず 』

という言葉がある様に、血の繋がった者達同士でさえ、想いを汲み取るのは困難だったりします。

ましたや他人の胸の内などは、お互いに本当に腹を割って話をしない限りは、如何様にも捉えられてしまいます。

それでも分かり合えない場合もあるわけですが。

何事もままならないのが世の常だとは思いますが、勇気づけられる名言でした。

Z.com WP

【本日のLearning English】

ビジネス英語を学ぶためには何が必要か?

英語を言語とするページからそれを読み解いていきましょう!(全25回)


(英文)

Lesson 5. Travel on business

One of the best ways to improve your business English is to remove the option of communicating in your native language.

In other words, to place yourself in situations in which you are forced to use English – like it or not.

Travelling abroad for work is a great example of this.

In addition to speaking practice, business trips can provide you with a valuable understanding of how your overseas colleagues interact at work and in their down time.


(日本語訳)

Lesson 5. Travel on business

レッスン5. ビジネス旅行

One of the best ways to improve your business English is to remove the option of communicating in your native language.

ビジネス英語を向上させる最良の方法の一つとして、自身の母国語を使うという選択肢を取り払う事です。

In other words, to place yourself in situations in which you are forced to use English – like it or not.

言い換えるならば、好む好まざる関係なく、自身が英語を使わざる負えない状況に身を置く事です。

Travelling abroad for work is a great example of this.

仕事の為に海外へ旅立つことは良い例です。

In addition to speaking practice, business trips can provide you with a valuable understanding of how your overseas colleagues interact at work and in their down time.

会話する練習に加えて海外への出張は、同僚との仕事中や休憩時間でのやりとりで、どのようにお互いが(英語で)接っすればよいかの貴重な知識をもたらします。

Source: 25 ways to improve your business English for effective communication at work




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