コロナ禍の問題

昨日、緊急事態宣言が6/20まで延長されました。

コロナに関する見解は人それぞれなので、
今の日本政府の対応云々について見解を述べることはしません。

が、
様々な問題点が露呈してきているなという印象です。

3月に都内の『 グローバルダイニング 』を41店舗展開する企業が、東京都を提訴しました。

経緯は、
東京都が発した『 営業時間短縮の要請 』がキッカケです。

要請そのものは法的拘束力はない

この要請も賛否両論あり、これに応じなかった飲食店が『 2000店舗 』存在します。

グローバルダイニングもその内の一社となります。

当該企業は、
代表取締役の長谷川耕造社長がHPやSNSで、

『 自身のコロナに対する見解 』

を述べており、
だからこそ要請に応じずに通常営業を行うと宣言していました。

述べられている見解も、
周囲を扇動する(煽る)ような内容ではありませんでした。

にも関わらず、
当該企業が多数の店舗を展開する大手であることと、
社長がSNS等で発信している内容が他店舗への扇動だと断定し、

『 営業時間短縮命令 』

を出しています。

対象となったのは27店舗ですが、
内、26店舗がグローバルダイニングという珍事です。

当該企業が問題提起しているのは以下の通り。

①営業時間短縮命令の妥当性

対象店舗27店舗中26店舗が当該企業。
要請に従わなかったのは2000店舗中ある中で、
当該企業だけが狙い撃ちされていることに妥当性がない。

②営業時間短縮要請について

正当な理由なく、
行政指導に応じないことが命令の要件であるという設定自体が、法令の仕組みとして破綻している。
結果、『 営業の自由 』を侵されている。

③コロナ特措法の妥当性

飲食店が主要な感染経路である明確な根拠もない中で、
営業を一律に制限することを可能にするコロナ特措法は、営業の自由を侵害するもので憲法違反。

④日本の民主主義の脆弱

『 表現の自由 』の元、
コロナに関する見解を述べたところ、それを扇動しているとみなされた。

細かくはもっとあるかもしれませんが、
東京都を提訴した争点は上記になります。

個人的にも

要請 → 命令

の過程を聞いている限りは、

・同調圧力

に近いものだなと感じます。

勿論、立場が

『 行政と企業 』

では全く異なる為、難しい要素があること理解できます。

ただし、世の中的にも、

・自粛警察
・同調圧力
・不平等(補償制度等)

といった問題点は度々、問題視されています。

今、東京五輪に向けて、
なりふり構わぬ動きに政府や都が舵をきっていますが、
こういったことも含め、日本の動きに懸念点しかない今日このごろです。

国や行政がどういった見解で対策をしていくのか、
また、法的根拠や妥当性などをどう示しながらコロナ対策を講じていくのか、
国民一人ひとりが見ておくべきだなぁと感じる次第です。

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【本日の名言】『 エラ・フィッツジェラルド / ジャズシンガー 』
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▼名言

大事なのは今までのあなたじゃなく、これからのあなた。

自分は変われる。

とも近い部分のある名言ですね。

過去は今までの自分が作ってきたもの。

未来はこれからの自分が作り上げていくことです。

そう考えれば、

仮に今が苦しくとも、
悲観して腐るのではなく、
自身で環境を変えていくという思いで生きていくのが大事だなと、
非常に分かりやすく伝えてくれる名言ですね。

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