以前、
世界は所得が上昇しているのに対して、
日本は20-30年はほぼ横ばいであるとお伝えしてきました。
手取りは減り、物価は上がる。
先日、
『 全国労働組合総連合(全労連) 』
が、
生活に必要な経費を調査し、
それを賄える最低賃金の試算を公表しました。
最低賃金は
『 全国一律で時給1500円が必要 』
だと結論づけています。
調査方法は、
生活実態や持ち物の数量などを調べ、
生活に必要な費用を積み上げる方式を採っているとのこと。
一人暮らしの25歳の若年層はいずれも税・社会保険料込みで月25万円前後必要だという見解が出ています。
これを、
月平均の法定労働時間150時間(お盆や年末年始考慮)で試算すると、時給1600円以上が必要となる計算になります。
全労連はこの調査結果と試算を受けて、
『 1500円以上且つ、全国一律 』
にするべきと発表しました。
地域あるあるですが、
地方は大都市に比べて住居費は低いが、
生活に根付いている自動車等にかかる交通費が上回る傾向にあります。
現在、
最低賃金の格差が
・東京1013円
・沖縄792円
とかなりのギャップがあるのが事実です。
このあたりは、
個人的には『 理想と現実 』問題が出てくるなと感じます。
こういう状況を鑑みても、
日本政府がいかに、なし崩し的に今の経済状況が好転しているかの様に見せ掛けてきたかということが分かる気がします。
今の日本政府中枢に位置する人々が、
『 我が身の保身 』
にしか走らない現状では、なかなか厳しいものがあるなと感じます。
必要なのは、
各個人がこの厳しい状況で生き抜いていく為の『 収入や力 』をいかに担保できるかにかかっています。
今の30-40代は年金がまともにもらえるかも怪しい。
考え、行動するという軸が、
何事においてもブレてはいかんなと思える内容でした。
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【本日の名言】『 ジョン・F・ケネディ / 第35代アメリカ大統領 』
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▼名言
目的と方針がなければ、努力と勇気は十分ではない。
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これは、
めちゃくちゃ大事ですね!
これがなくとも能力発揮出来る人はいますが、これは確実に
『 マイノリティ(少数派) 』
です。
多くは、
働くための大義名分や方向性を理解し、
腹落ちしてこそ能力をいかんなく発揮出来るものだと考えています。