テスラとフェラーリCEO

先日、
イタリアのテックウィークなるイベントにて、

・テスラCEO:イーロン・マスク氏
・フェラーリ(臨時)会長:ジョン・エルカーン氏

との会談が実現しました。

かなりユニークな面意見交換を行った様です。

この会談での1番の話題は

『 自律型自動運転 』

についてで、

・テスラ=もっとも自動運転の実現に近い企業
・フェラーリ=もっとも自動運転からほど遠い企業

が対談していることです。

今回、
ジョン・エルカーン氏が語ったのは、

『 フェラーリに自律型自動運転技術があったら悲しい 」

ということで、

『 フェラーリを持つことの本質は、それを運転することだ 』

と説明しています。

そして面白いのが、
イーロン・マスク氏がこれに対して

『 今でも馬に乗って移動することを好む人はいる 』

と述べており、

『 フェラーリのロゴにもそれが現れている 』

としてジョン・エルカーン氏の考えを支持するという驚きの事態に。

要は、
会社としては自動運転について両極端にある両社のCEOが

『 フェラーリは自動運転化するべきではない 』

という一致した見解を示しており、非常に興味深い事実だなと感じます。

なお、
イーロン・マスク氏自身も生粋のカーガイです。

『 会社のやっていることと個人の考えは切り離しており 』

さらに、
自分の会社の方向性を一方的に主張したり、他社にも同じ方向性を押し付ける気はないということになりそうです。

そして、
もうひとつの『 意見が一致した 』話題は原子力発電です。

イーロン・マスク氏は、
長期的に

『 太陽光発電が原子力に取って代わる 』

ということ、
そしてその移行への速度が非常に速いということに触れいます。

更に、

『 原発は今や安全と言っていい 』

とも述べています。

これについてジョン・エルカーン氏も

『 原子力発電は現存するソリューションであって、我々が知る限り安全な方法でもある 』

とコメントしています。

まったく異なる会社であるテスラとフェラーリです。

にも関わらず、
両社のCEOが実は比較的近い考えを持っており、かつお互いを尊重しているという点に興味が尽きません。

というか、驚きに近い意外さを感じた今日この頃です。

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【本日の名言】『 東郷 平八郎 / 元海軍大将 』
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『 五省 』

至誠にもとるなかりしか(誠実さを失っていることはなかったか)

言行に恥ずるなかりしか(言葉と行動に恥じるところはなかったか)

気力に欠くるなかりしか(気力に欠けているところはなかったか)

努力に憾みなかりしか(努力に足りないことはなかったか)

不精にわたるなかりしか(何をするにもめんどうくさがっていないか)

読んで字の如く。

軍神の言葉は重いですね。

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