度々、取り上げている
『 GAFA 』
について。
※GAFAとは
Google、Apple、Facebook、Amazonの総称
※Facebook
現在はMetaに社名変更しています
日本人なら誰しもが
・聞いたことがある
・利用したことがある
ほどの超絶巨大なIT企業郡ですね。
そんなIT大手企業4社の2021年10~12月期決算が公表されました。
新型コロナウイルス禍がIT関連には追い風となっており、
・Google
・Apple
は売上高、最終利益とも過去最高を更新しています。
■Amazon
は、
投資戦略が奏功しており、物流コストがかさむという逆風を切り抜けています。
巨大物流企業でもあるAmazonは、
コロナ禍に伴う物流網の混乱と人件費上昇で物流コストが前年同期比で20%も上昇しています。
結果、本業の利益を示す営業利益は50%減少しています。
ただ、
投資先である新興EVメーカーのリビアン・オートモーティブが21年11月に株式を上場し、Amazonが保有株式の評価益を計上したため、最終利益は過去最高を更新しています。
※リビアン・オートモーティブ
テスラに次ぐ振興EVメーカーで、先日、デイリーで触れた企業です。
Meta(旧Facebook)は中核事業のSNSの利用者が初めて減少に転じています。
主力SNSであるFacebookは、21年12月末時点の1日当たり利用者数が世界で19億2900万人となっています。
これは、3カ月間で100万人減少したということを示しています。
要因としては、
①利用者の流出
②広告収入の減少
が挙げられます。
①は動画投稿アプリ『 ティックトック 』などの競合サービスの台頭により、若年層が流出していることが大きな要因となります。
②得意とする利用者データに基づいて広告対象を絞り込むターゲティング広告の成長が、プライバシー保護強化の規制の煽りを受けて鈍化したことが要因となります。
Metaが次の成長分野と期待してるネット上の仮想空間
『 メタバース 』
この事業は、3カ月で33億ドルの営業赤字を計上しています。
・メタバースが収益に貢献するまでの道程が不明瞭であること
・金融市場が『 業績がピークに達した 』という判断から株価が26%も下落
これらの要因が重なり、Metaとしては良い結果とならなかった様です。
■Apple
世界的な半導体不足を乗り越えたことが大きな要因です。
売上高全体の約60%を占めているアイフォーン部門は売り上げが9%増加しています。
更には2021年末時点で世界で利用されているアップル製端末は18億台に達しています。
音楽配信サービス『 アップルミュージック 』などオンラインサービスも、有料会員が7億8500万人となり、1年間で+30%増加しています。
売上高全体の80%を占めるオンライン広告収入が+33%となり、過去最高を更新しています。
ネット検索や地図、動画共有サービスなどのサービス力を武器に企業広告が堅調に伸びたことが大きな要因です。
( ゚д゚ )Googleのネット広告の倫理観がガバガバで問題になってるけどね!
ネット経由でデータの管理・処理を行うクラウド事業も+45%の55億ドルに拡大しています。
Googleは収益源の多角化を図っているので、Google一強の時代が到来しそうな勢いです。
巨大企業がより力を増していく状況ですね。
便利さの反面に危うさも孕んでいるのが今のIT関連です。
(テスラのEVの躍進もその一つ)
何が良いか悪いかを論ずることは現段階では難しいですが、
少なくとも、IT化が加速度的に進む現代においては、なんとなく生活するというよりも、
そういった状況を常に理解できるだけの情報感度はやはり必要だなぁと感じますね。
お名前.com
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【本日の名言】『 ゲーテ / 詩人、小説家 』
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Just trust yourself, then you will know how to live.
(自分自身を信じるだけでいい。きっと、生きる道が見えてくる。)
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ドイツを代表する文豪であるヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテの名言ですね。
詩人や小説家でありながら、自然科学者、政治家、法律家の顔も持っていたそうな。
個人的に難しなと感じるのは、
・信じる
・過信
は紙一重だなという点ですね。
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