ウクライナ戦争とテスラ

掲題の戦争には実は触れません。

ウクライナ戦争問題で、
石油関連が異常に高騰していっています。

岸田総理はガソリンを170円台に抑える的な発言していますね。

個人的には『難しい』と考えています。

そもそも、
日本はロシアからの輸入に対して依存度が高いです。

そして、
ロシアは経済制裁を受けて、
あらゆる部分で外界(各国)と弾劾拒絶といった状況です。

日本は現在、災害などの非常時用のガソリンを解放しています。

これも、

・いつまで使えるのか
・いつまで保つのか

といった問題が出てきます。

ハイオクなどはリッター/25円の補助金を出したところで、余裕で200円越えをしていくだろうなと予想しています。

予想が外れたら嬉しいのですが。

となってくると、
ここで、更に元気になってくる企業が『テスラ』です。

報道によると、
ガソリン価格の高騰が著しく地域では『テスラ車の注文が2倍』になっているようです。

勿論、他のメーカーでもEVの発表は行っています。

いますが、
生産〜販売にはあと2、3年はかかります。

仮に販売できていたとしても、
『ガソリン車の販売が減る』ことになります。

よって、
利益としては
『EV増とガソリン車減が同数の場合』
EVのほうが利益が低い分、トータルとしては『マイナス』になる可能性が高いです。

その点、テスラは既に販売網と生産が確立されていますし、なにより

『失うものがない』

です。

また、
現在は「カリフォルニア(フリーモント)と中国(上海)」の2工場のみで現在の販売数字を達成しています。

これから

・ドイツ(ベルリン)
・テキサス工場の稼働
・中国の上海工場の拡張

などの動きがあることを考慮すると、
他社を尻目に大きく販売を伸ばすのではないかなと考えています。

さらには、
テスラは『値上げ』も開始しています。

テスラはしょっちゅう値上げを行うことでも知られます。

それもひとえに『値上げしても売れる』という状況に基づいているから。

実際、現在はどんどん納車までの時間が長くなっている状況がそれを裏付けています。

ニッケルバッテリーも高騰を始めています。

なぜ高騰しているかというと、

『ロシアによるウクライナへの侵攻』

がその原因となります。

ロシアはニッケルとパラジウムを多く産出しています。

これらが戦争によって出荷がストップしていることから価格が高騰しています。

ニッケルの価格は直近の48時間でなんと250%も上昇することになっています。
(ロンドン金属取引所では取引が中止になった)

※ロシアはニッケル生産の17%のシェアがある。

※ニッケル輸出は経済制裁の対象ではないてますが今後輸出が減少する可能性が大。

本来であれば、
EVも価格が上昇傾向にありますが、

『ガソリン価格の上昇のほうが直接のダメージとなって家計に響く』

という理由なのか、EVの販売はむしろ加速ぎみといった状況です。

戦争によって、
元々持っているポジションの特殊性や偶然的?な原油高騰によって勢いを増すテスラ。

イーロン・マスクがどこまで見越してテスラ・モーターズを立ち上げたのか話をきいてみたいものです。
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【本日の名言】『 ショーン・ラッド / Tinder創業者 』

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データは感情に打ち勝つ

数字が物語るものは多いですよね。

分かりやすく例えると、

・努力はしたが、目標を達成出来なかった

これは、
努力したかとは認めるが、結果、目標達成出来なかったのであれば評価しようがないという論調になります。

この理屈を打ち崩すのは難しいですよね。
(未達成という事実を覆すほどの何かがないと難しい)

なので、
データというのは目の前に現れている定量的な情報なので、重要視する必要があるという名言でした。
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