北九州といえば、
『 TOTO(ウォシュレット等) 』
の創業の地です。
そのTOTOですが、
2019年以降、コロナという特異性はありますが、業績を伸ばしています。
『 おしりだって洗ってほしい 』
1982年にTOTOが放映したCMのキャッチコピーです。
『 コピーライターの神様 』
と呼ばれる仲畑貴志氏が手掛け、当時は相当な話題になったそうです。
ウォシュレットがデビューしてから40年。
日本では温水洗浄便座がほぼ定着しています。
海外での販売は生活習慣の違いなどもあり、苦戦を強いられてきました。
特に米国市場では販売を伸ばすのに苦労してきた歴史があります。
けれども、
その温水洗浄便座の売上高が2019年あたりから大幅に伸びてきています。
▪️売上増の最大の要因
アメリカでは住宅の改築などをする際、
ユーザーが集う
『 キッチン&バス 』
というチャネルという販売ルートがあり、
そこにウォシュレット展示を開始しています。
また、
実際に体験してもらうことで
コロナ前の2019年には前年比で25%も増加しています。
認知度が上がってきた局面でさらに、
アマゾンなどのEコマースが業態として急激に伸びました。
その際、
販売チャネルとして欲しいと思ったユーザーがすぐに買える状態を構築したことが売上増の大きな要因となっています。
事実、
2019年度と2020年度で比較すると、
ウォシュレット販売台数が90%も増加しています。
更に、
2021年度は2019年度より2.25倍伸びています。
一時的なブームで終わらずに着実に伸びている印象です。
▪️CM < SNS
アメリカでは、
コロナの影響で20年3月にトイレットペーパーが街の棚から消えるという事態が発生しています。
ニューヨークタイムズなどのメディアが
『ウォシュレットがトイレットペーパーの代わりになる』
といった取り上げ方をしています。
認知度が向上の最中にメディア記事も加わり、ECサイトでのレビューが口コミで拡散されたことで、より爆発的に業績を伸ばしています。
同社は、
CMの時代が終わりに差し掛かり、
ソーシャルコマースの時代に切り替わるタイミングに上手く便乗できたのも要因の一つです。
お名前.com
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【本日の名言】『 ジャック・ドーシー / Twitter創始者 』
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誰もがアイデアを持っています。
でも本当に重要なのはそのアイデアを実行して他の人を魅了すること。
そしてそれを糧にアイデアをブラッシュアップしていくことなんだ。
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初めて取り扱うTwitter創始者の名言です。
非常に分かりやすいですね。
分からやすいけれども、
実行し続けるのが困難ななものでもあります。
このサイクルをガンガン回せる仕組みを持つ企業が生き残っていくんでしょうね。
Xserver Business