誰しもミニカー(モデルカー)を買ったことがあるかとは思います。
今回はそういったミニカー好きの、
しかし少しスケールが異なる男性のお話です。
要は趣味が人生を変えたというやつね その男性の名は周さんと言われる中国の方です。
現在、
勤続9年目を迎える中国のポルシェ法人の社員であると同時に熱心なミニカーのコレクターだそうです。
そして、
そのコレクションがあまりにも
『 質・量ともに 』
素晴らしいとポルシェから認められ、
それによってセールス部門から広報部門へと抜擢されています。
そればかりか、
広報部門のマネージャーとして活躍するまでとなった話がポルシェによって紹介されています。
今回の主人公である周さんは、
もともとポルシェ中国法人にセールス担当として入社しています。
そしてある日、
社内にてコンテストが開催され、そこでもらった商品が
『 ポルシェ911 50Jahre Edition(911の50周年記念モデル) 』
のミニカーです。
このミニカーは、
周さんにとってはじめてのミニカーだったそうです。
ここから、
周さんのミニカーに関する果てしない旅が始まることになりますw
さらに、
周さんのミニカー魂に火をつけたのが
『 2015年 ル・マン24時間レースにおけるポルシェの勝利 』
だといい、
これをきっかけになんと1970年まで遡ってポルシェのル・マン優勝車(全17台)をすべて集めたそうなw
( ゚д゚)コレクターは火がつくと凄いけんね
2015年のル・マン24時間レース優勝車である919ハイブリッドは翌2016年にもル・マンで勝利しています。
2017年にはその連勝記録を3にまで伸ばしており、それと共に周さんの
『ル・マン・ウィナーコレクション』
も17台、18台、19台へと増えていくことに。
ここから周さんの
『 ポルシェのミニカー コレクション 』
が爆発的に増加することになり、
これは周さんにとって『ポルシェを知る旅』でもあったとも語っています。
まずは、
そのモデルのストーリーを聞いてからそのミニカーを探すこともあれば、ミニカーを購入したあとにそのモデルについて調べることもあるそうです。
そうやって得た知識を、
周さんはソーシャルメディアに投稿することでポルシェに関する知識を多くの人と共有しているのだそうな。
ポルシェは様々なメディア向けのプレゼンテーションを行っています。
たとえば、
新型車の進化を示すために過去のモデルを引き合いに出し、そのミニカーを用いて説明することがあるそうです。
そういった際、
なかなか必要なミニカーが手に入らず、
周さんのコレクションからミニカーを借りることもあるとのこと。
つまり、
周さんはそれだけ希少なコレクションを保有しているということになります。
そして、
そういった事例が相次いだことから、
ポルシェは周さんのポルシェに対する情熱を高く評価して広報部門へと抜擢し、さらにはマネージャーというポジションを与えることに。
なお、
ポルシェは上海にエクスペリエンスセンターを開設しています。
センター長は、
来場者のためになにかしらの常設展示を行いたいと考えたそうです。
そこで思い至ったのがこの周さんのコレクション。
果たして、
周さんとポルシェ・エクスペリエンスセンター上海とは共同にて特別な展示スペースを設けることになっています。
ここに、
周さんの480台のコレクションを展示することになります。
(周さんがこれだけのコレクションをおそらく自宅に保管していたことには驚かされる)
この480台は
『ポルシェが始まってから今までの歴史』
すべてを網羅しているのだそうです。
なお、
周さんの目標は
『 年間100台づつコレクションを増やす 』
ことだそうです。
実際に今まで、
『入社9年で900台』
まで保有台数を増やしており、
よって来年には1000台という大台に到達すると語っています。
そして、
この膨大なコレクションのうち、
もっとも好きなモデルについて聞かれると周さんは迷うことなく
『 ポルシェ917の1:18スケール 』
だと答えています。
その理由としては以下の通り。
↓
シャシー、エンジン、ターボチャージャーをすべて見ることができるから。
私は工学を学んでいないので、
ポルシェのレースカーのメカニズムを理解するのにとても役立っています。
あのクルマは半日見ていても飽きないんですよ。
↑
一般にミニカーを集めていると、
『いい年して・・・』と言われたり家族に煙たがれたりされがちです。
が、
そのミニカーの収集によって人生の可能性を自ら切り開いたのがこの周さんでもあります。
個人的には、
多くのミニカーコレクターに勇気を与えてくれるヒーローかなと感じます。
お名前.com
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【本日の名言】『 徳川家康 / 天下人 』
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平氏を亡ぼす者は平氏なり。
鎌倉を亡ぼす者は鎌倉なり。
↓
組織は内部から崩壊していきます。
組織の内部にいると、そのことがわかりにくいものです。
しかし、
端から見るとハッキリと崩壊の兆候は見えていたりもします。
自身も幕府を開く者として、
歴史上の平氏と鎌倉幕府を例に出し、
徳川家康は自戒を込めて、この言葉を残したのかなの感じる名言です。
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