今年2月にポルシェやベントレーといった、
『超・超高級車』
を大量に積んだ船が火災にて船もろとも、『海の藻屑』なってしまっていました。
(デイリーでは触れてないが個人的なトレンドになってました)
内容はというと、
『欧州→アメリカ行きのVWグループの貨物船が炎上し、様々な理由から沈没させられることになった』
という痛ましい事故です。
人的被害はありませんでした。
この船には上述の様に
・フォルクスワーゲン
・ランボルギーニ
・ベントレー
・アウディ
・ポルシェ
といった同グループの車両が積まれており、その総数はなんと4000台!!!!
そのうち
・ポルシェ:1,100台
・ベントレー:189台
だっったと言われています。
ベントレーはこの189台を比較的早期に再生産ができています。
そして、
今回、『なぜそんなに早く作り直すことができたの』が明らかになっています。
2022年2月といえば、コロナ禍真っ只中。
ですので、
深刻なICチップ不足の時期ど真ん中ですので、その状況下で再生産するのは極めて困難です。
参考までに、
ベントレーはこういった事態を予測してなのか、
通常アメリカ行きの船には40台から70台しか車両を載せないそうです。
が、
なぜか今回に限っては189台もの車両が載っており、
さらにそのうちの151台は受注済み車両とカスタムオーダーによって作られた車両だった様です。
今回、
事故の知らせを聞いたベントレー上層部は、
船が沈没する前に輸送中だった車両のデータを拾い上げて直近の生産ラインに組み込んだとしています。
『不幸中の幸い』
というべきなのか、
当時中国ではロックダウンの影響でクルマ需要が大きく減少しており、
かつロシアのウクライナ侵攻によってロシアの需要も露のごとく消し飛んでいたため、
『再生産分』
の車両を押し込むことができたといわれています。
売る側があれば買う側もいるわけです。
通常であれば、注文したクルマが『海の藻屑』になったと聞けば怒りを覚える方も居られるでしょう。
ところが、
そういった炎上騒ぎにはなっていなかったのがベントレーの顧客層です。
今回の事故はアメリカ側のベントレーにはすぐに情報伝達されたといわれています。
北米でも多くの販売シェアを誇るベントレー・マイアミですが、
顧客に『海の藻屑』になったという『悲しいお知らせ』を行うべき責を負った企業です。
この悲しいお知らせを顧客に伝えたところ、
『顧客の誰一人として怒るものはなく、むしろ理解を示してくれた』
と語っています。
なお、
こういった『遅延に対する許容性』は、
コロナウイルスのパンデミックを境として確実に顧客の間に広がっているそうで、このような状況は『僥倖』だったのかもしれません。
加えて、
ベントレー本社が生産枠を確保したことで再生産や納車のスケジュールを顧客に伝えることができ、
その過程では仕様変更も受け付けたそうですが、最終的に注文の内容を変更したのはただ一人だったことが明かされています。
さらにいうならば、
今回の件を通してベントレーと顧客との絆は確実に深まったとも考えられ、
一時は年間販売量の20%に相当する189台を失ったものの、すでにすべての車両が再生産され、かつ納車が完了しているとのことなので、
『雨降って地固まる』
という出来事だったと感じます。
なにより、
ベントレーの顧客が、
『 誰一人として怒らなかった 』
というのは、
その良質な客層を示す一つの事例だと考えることもできそうです。
こういったことからも、
『金持ちけんかせず』
なのかなと感じた次第です。
ちなみにここで定義する金持ちは、
ちょっとしたレベルの金持ちではないであろうことは容易に想像がつきますね。
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