新しい抽選方法と限定販売の手法

近年、
自動車の購入が難しくなってきており、
限定モデルとなるとさらに購入難易度が上がっているのが現状です。

欧米、その他市場で、
欧米の自動車メーカーが限定モデルで採用する販売方法は、

『 それまでの購入経歴に基づいて 』

というものです。

要は、
そのブランドのものを、

・どれだけ過去に多く購入したか
・ブランドに対して利益を落としか
・企業の発展に貢献したか

が問われるというものになっています。

これについては、
営利企業である以上は至極当然ではあります。

ところが、
日本だとこの方法は、

『 金持ちばかりが得をする 」

ということで非難されることがしばしば。

よってブランドの多くは、

『表向き』

では

『抽選や一斉販売開始』

など、
誰でも購入権が得られるように配慮した手法を採用しています。

今回、
報じられたのがトヨタ・カナダが採用した限定車の販売方法です。

件の限定車は、

『 GRカローラ モリゾウ・エディション 』

です。

世界限定200台、
カナダではわずか9台のみの販売というウルトラレアなモデルです。

トヨタ・カナダが取った販売方法は、

『GRカローラMORIZOエディション・コンテスト』

と題されたもので、
これは応募者がトヨタ・カナダに対して、

『いかに自分がオーナーにふさわしいか』

をアピールするというものです。

ちなみに同様の手法は、
日本だとスズキ・カタナの限定モデル、
そして世界的にはフォードGTが採用した例があります。

ただし、
フォードGTの場合は、

・販売権が与えられたのは著名人やインフルエンサーだけだった
・ハズレた人への対応があまりにも塩すぎ

という、
実は抽選が建前だけだったとうう問題がネット上で話題となっています。

ちなみにこの問題は、
フォードが生産枠を拡大して火消しに走ったことでも有名です。

フォードはさておき、
こういった『熱意』を計るのはそれなりにまっとうな手法だとも考えられます。

何故なら、
これで多くの転売ヤーへの対策となるからです。

ただ、
今回のトヨタ・カナダが開催するコンテストの中身がハードルが高すぎるとも話題になっています。

設問は以下の様になっています。

①ソーシャルメディアの利用頻度についてお尋ねします。
(1日1投稿以上/週に1投稿/あまり利用しない)

②どのソーシャルメディアをよく利用しますか?
(インスタグラム/Facebook/Youtube/TikTok/その他/利用しない)

③あなたのソーシャルメディアのアカウントを教えてください。

④モータースポーツでの活動履歴やチューナークラブに関する活動履歴を600文字以内で教えてください。

⑤トヨタ車及びその製品の所有経験を600文字以内にて教えてください。
(できればモデルイヤーや所有期間も)

⑥最も記憶に残るマニュアルトランスミッション、そしてハイパフォーマンスカー/スポーツカーの体験を600字以内で教えてください。

⑦これまでに所有してきたハイパフォーマンスカーのメーカー、グレード、モデルイヤーを教えてください。
(600文字以内)

⑧サーキットでの走行頻度はどれくらいですか?
(0回/1-10回/11回以上)

⑨あなたのスキルはどれくらいですか?
(ビギナー/中級/上級/エキスパート)

⑩あなたのお気に入りの地元サーキット、カナダのサーキットを教えてください。

⑪カナダでのお気に入りのドライブルートを教えてください。

⑫GRカローラ モリゾウエディションの使用目的は何ですか?
(日常の移動手段/セカンドカー/サーキット走行用車両/コレクション)

⑬あなたが、GRカローラ モリゾウエディションにふさわしいと思う理由を500文字以内で教えてください。

⑭あなたの画像をトヨタ・カナダが使用しても良いですか?
(YES/NO)

とまぁ、
くるまへの熱意プラスαが必要とされる内容になっていますw

おそらく、
相当数のお応募があると思われるので、
すべての応募について全項目を見ることが困難となります。

よって、
『基準以下は切る』
ための基準と考えるのが妥当な内容となっています。

ここまでではないにせよ、
こういった限定販売の手法もありだなと感じますね。

Every villain had an origin story from WhitePeopleTwitter


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【本日の名言】『 孟子 / 儒学者 』

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仁は人の心なり。

義は人の路なり。

仁は人間の本来持っている思いやりの心。

義は人間が行うべき正しい道。

という解釈となります。

あらゆる人々の目に触れてほしいと感じる名言でした。
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