ウクライナ侵攻以来の危機!? ロシア、クルマ市場の今

ロシアのウクライナ侵攻以来、
自動車業界は未曾有の危機に見舞われています。

大きくは、
以下の内容に滞りがでたことです。

・物資の輸送
・製造
・エネルギー
・資源調達

更なる追い討ちが、
ロシアのウクライナ侵攻です。

日米欧の各メーカーは、
ロシアからの製造や販売を引き上げざるをえなくなりました。

これは、
物理的な問題というよりは、
世間の非難をかわすことがその理由だと推測されます。
(撤退しなければ、ロシア支持と捉えられる)

こういった状況がある一方で、
ある国がロシア国内で爆発的にクルマ販売のシェアを伸ばしています。

それが、

『中国』

です。

ロシアと政治的に近い中国は、
ロシアから販売を引き上げることはなく、
他社が撤退してがら空きになったロシア市場でシェアを伸ばしています。

なんと、
その伸び率はロシアでのシェアを3倍以上に伸ばしているのだそうな。

報道によると、
2022年1月時点においては、
ロシアの自動車市場における中国ブランドのシェアは9.6%だったそうな。

ところご、
同年6月には21%、
9月には27%に跳ね上がっており、
11月末に至っては31.3%を記録するまでに成長しています。

11月にロシアで販売された新車は合計46,403台です。

そのうち、
16,138台は中国から輸入されたものだとされています。

欧州ビジネス協会のデータによると、
ロシアにおける2022年の新車販売台数は約60万台に達する見込みだそうです。

他国からの供給がほぼ停止している現状を鑑みると、ロシアにおける中国のシェアはさらに拡大することになるのは間違いなさそうです。

なお、
ロシアにて中国車の販売が伸びたのには、

『市場の変化』

のほかにも理由があると言われています。

それが、

『価格』

です。

ロシアでは低価格なクルマが好まれる傾向があります。

昔、

『日本では過走行、低年式で値段がつかない』

中古車がロシアでは重宝されているというニュースを聞いたりしたこともあります。

中国の新車は日米欧の新車に比較してかなり安いです。

この価格の安さによって販売が拡大している可能性も指摘されています。

※重要
中国車が安いと言えど、

ロシア製中心価格帯=150万ルーブル
中国製中心価格帯=250万ルーブル

だと報じられているおり、
ロシア車の安さや安いものが重宝される理由がよくわかります。

ロシアの自動車アナリスト、
ウラジミール・ベスパロフ氏は以下の様にコメントをだしています。


現在、欧米の自動車ブランドの生産は少なく、輸入車も少ないため、市場はロシアと中国の自動車産業で二分されている。

ロシアと中国の自動車メーカーは、
『ここぞとばかりに』欧米の自動車メーカーが残した空白を埋めようと躍起になっているそうな。

ただし、
さらに中国車のシェアが伸びることは間違いないと思われます。

2023年には、
中国の自動車メーカーがロシアにおける販売の約35%を占める可能性もあります。

もしかすると、
2023年には約80万台が販売されるのではとも予想されているようです。
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【本日の名言】『 ジェフ・ベゾス / Amazon創始者 』

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会社のブランドは個人にとっての評判のようなものだ。

難しいことにしっかりと挑戦することによって評判を得られる。

会社は、

・成長期
・低迷期
・衰退期

というものがあります。

スタートアップ企業の場合、
成長期と低迷期を行ったり来たりしながら、
会社の生死の岐路を迎えます。

小売りであれ、
サービス業であれ、

『新しい&評価される』

ものをリリースしなくては途端に衰退していきます。

大事なのは、
いま稼働しているものを動かす力と、
新しいモノを稼働させていく力の両方を兼ね備えることです。
(1人で両方はムリ)

人もお金も必要になりますが、
これができないと会社はたちまち過去の歴史に取り残されていくのだろうな思わせる名言でした。
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