進撃のサイバートラック?

先日、テスラの2022年第4四半期および通年の決算説明会が行われました。

その際、イーロン・マスクCEOはいくつかの非常に重要な展開について言及しています。

そのうちのひとつが2023年半ばに『サイバートラックが生産開始』されるということです。

サイバートラックは2019年11月に発表されました。

わずか数日で数十万台にまで予約が膨らみ、現在でも推定で150万台規模の予約があると言われています。

ただし、紆余曲折あって生産が遅れていました。

しかし、ついにそのサイバートラックが生産されて出荷される日が近づいていることがマスク氏によって確認されました。

※しばらく前には予約も停止しており、実際の需要はもっと多いと予測

このコメントは決算報告会において、

『サイバートラックの生産は2023年開始で間違いないのか』

と株主から質問された際にイーロン・マスクCEOが回答したものです。

この質問に対し、

『我々は今年の夏頃に生産を開始することを期待していますが、この生産は限定的です。

私が重要視するのは生産開始ではなく、量産こそが重要であり、予定されている増産は2024年に設定されています。』

と回答したのがことの発端です。

最近ではサイバートラック生産に向けた生産設備

『ギガプレス』

がテキサス工場へと運び込まれ設置中であることが明らかになっています。

こういった具体的な準備を見るとサイバートラックも現実味を帯びてきます。

しかも、テスラは昨年末にはセミトラックの納車を開始しています。

そして、つい先日に

・セミの生産施設を新設すること
・バッテリーパック生産拠点を建設すること

が報じられたばかりです。

加えて、

・モデル3のフェイスリフト
・廉価版の新型EVの開発
・新型ロードスターの発売

も控えているなど、ここ1〜2年のテスラは非常に忙しい時を過ごすことになるのは間違いありません。

この間、これまでにないほど多くの製品展開が行われるのかもと楽しみではあります。

なお、生産が開始されるとなる気になるのがサイバートラックの『価格』です。

2019年に発表された際、その開始価格は『39,900ドルから』だとされていました。

満充電の航続距離500マイルを誇るトライモーター(3モーター)仕様で『69,900ドル』という価格も提示されています。

ただし、発表以降は資材や物流など様々な価格が上昇している為、2019年に掲げた価格で納車することは相当に難しいのは間違いなさそうです。

ちなみに、現在はサイバートラックに関する

・グレード
・価格

といった情報は非表示となっています。

当初のスペックと価格とは全く異なるレベルにて発売されることになると考えら、しかしそれがどれくらい乖離するのかについては全く不明となっています。

スペックについては、発表移行の技術進歩によって向上しているのは間違いありません。

しかし価格については、

・大きく上がるのか?
・なんとか価格上昇を最小限に抑えるのか?

といった具合に予想が全くつきません。

150万台という予約台数を考慮すれば、価格を高くしたとしても問題なく売れてゆくはずではあります。

(予約解消には数年はかかると思われる)

テスラとしては『この儲け時に』稼げるだけ利益を稼ぐ腹づもりかもしれません。

一方、

・GMC:ハマーEV
・フォード:F-150ライトニング
・ラム:1500レボリューション

などのライバルが登場していることを鑑みると、『ライバルに受注が流れない』対策として、競争力のある価格設定をするケースもなきにしもあらずです。

サイバートラックは『ギガプレス』を採用することで『恐ろしく』コストを下げることができるといわれいます。

つまりライバルよりもずっと低い価格でサイバートラックを販売できるのは間違いありません。

となると、ライバルを駆逐する『武器』として安価な設定を行うと考えることも可能ですね。

そのほうが、

『今年はじめの全モデル大幅値下げ』

のように株価にとってプラスとなるのは間違いありません。

株主対策としてもサイバートラックを

『予想以上に求めやすい価格』

とする可能性もありそうです。
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【本日の名言】『 本田宗一郎 / ホンダ創業者 』

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失敗もせず問題を解決した人と、十回失敗した人の時間が同じなら、十回失敗した人をとる。

同じ時間なら、失敗した方が苦しんでいる。

それが知らずして根性になり、人生の飛躍の土台になる。

近年、日本も欧米の様に働く人の人権を守ることへの意識が高まっています。

(これは非常に良いこと)

その一方で、ハングリーさが失われていっている気がしなくもないです。

(個人的な感覚です)

なので、日本人としては忘れてはいけない感覚かなと感じさせてくれる名言でした。
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