「ページランク(PageRank)」とは?
ウェブページの重要性を決めるためのアルゴリズムです。
これは、ラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンによって1998年に発明された技術と概念です。
簡単に要約すると、
「外部サイトからのリンクが多いウェブページほど重要なページである」
という考え方です。
従来は、ページ内にいくつキーワードが出てくるかで重要度を測っていました。
が、この方法よりも的確に重要性を測ることができる方法がページランクです。
例えば、あるページが外部サイトから一つもリンクされていなければGoogleにとってはそこまで重要なページではないと判定されます。
逆に5本〜10本と外部サイトからのリンクが増えると、Googleはそのリンクの数だけ「重要なページである」と判断する様になります。
ラリー・ペイジは、
「良質なウェブページから多くリンクされているウェブページは、必然的に良質なページである可能性が高くなる」
と考えています。
したがって、Googleからの評価を高めようとする場合。
自作自演でリンクを飛ばしたとしても、そのウェブページが良質でなければリンク先のページも評価は高まりません。
むしろ、悪質なウェブページから10本のリンクを受けるよりも、良質なウェブページから1本のリンクを受けるほうが評価が高まる可能性が高くなります。
こうしたページリンクの概念を攻略しようとする手法や技術を、
・検索エンジン最適化
・SEO(search engine optimization)
と呼ばれており、現代のマーケティングには必要不可欠なものとなっています。
このページランクというアルゴリズムをもとに、従来よりも優れた検索エンジンを開発したラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンは、1998年に2人でGoogleを創業しています。
Googleのミッション・ステートメントは、
↓
世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること。
↑
とされ、非公式なスローガンには「Don’t be evil.(邪悪になるな)」があります。
ラリー・ペイジはGoogle LCCの持株会社として設立されたAlphabet Inc.の最高経営責任者でした。
が、Alphabet Inc.の社長を務めていたセルゲイ・ブリンの退任と同時に退任しています。
(現在でも2人合わせて16%の株式を保有)
今でこそ当たり前のようにGoogleと呼んでいますが、創業当時は「googol」にする予定だったそうです。
「googol」とは10の100乗という膨大な数を表しており、宇宙に存在する原子の数よりも大きな数になります。
この「googol」という言葉は1920年に生まれたものです。
アメリカの数学者エドワード・カスナーの9歳の甥ミルトン・シロッタによる造語となるそうです。
ラリー・ペイジはこの言葉を会社の名前にしようと考えます。
が、
「googol」
のスペルを書き間違えてしまった結果、
「Google」
となっています。
もし社名が「googol」だったなら、「ググる」ではなく「グゴる」と言っていたかも。
このようにラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンが2人で創業したGoogle。
いまやGoogle、Amazon、Facebook(現Meta)、Appleの巨大IT企業4社を合わせて「GAFA」と呼ばれるまでに成長しています。
※現在は「MATANA」
Googleは創業してから3年足らずで、従業員が200人ほどに増えています。
現在においては、生活に欠かせないインフラにまで成長しています。
なぜ、ラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンはGoogleをここまで巨大な企業に成長させれたのか?
なぜ、1232億ドル(およそ14兆円)超えの純資産を持つほどの成功者になれたのか?
同氏は、
「リーダーシェイプ」
という、リーダー養成プログラムのなかで、夢を実現する方法を教えてもらったと語っています。
そこでペイジは、
↓
不可能なことを『健全な範囲で』不可能だと思わないこと。
↑
と教わっているそうな。
そして、
「常識的にはありえないとされるアイデアを、追求してもいいのだ」
ということを学んだのだそう。
日本ではまず教えない類のものです。
ラリー・ペイジ氏は、
「あまりにもスケールが大きすぎる夢のほうが実現しやすいと思います」
と語っています。
普通は、
「大きい夢のほうが叶えるのが難しいのでは?」
と直感的に感じる内容です。
しかし同氏は、
↓
自身の周りにいる人を思い出してください。
あまりに壮大な夢を実現するために本気で行動している人なんて、めったにいません。
だからこそ、大きすぎる夢を本気で実現させる人たちの世界は、私たちが想像しているよりも激しくない。
↑
と語っています。
要は、あまりにも壮大でスケールが大きすぎるため、競合する相手がまずいないから。
では、ラリー・ペイジ氏の夢とは?
次回に続く。
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