モノを世に送り出す企業には大きく2つの
『 型 』
に大別されます。
『 ギャランティー型 』
『 ベストエフォート型 』
の2種類です。
■ギャランティー型
『 完全なる動作を保証する 』企業風土を指しています。
よって、そのサービスや製品はあらゆる状況を想定して、
・設計される
・テストを繰り返す
・修正に修正を繰り返す
を行った後に、
『 万全を期して 』世に送り出すことを企業の根幹をなしています。
これの最大の特徴は、
製品の信頼性が向上する反面、
社員としては失敗を恐れるようになってしまうということです。
結果として、革新的な試みができなくなり、
かつ、安全を重視する為に企業としてのスピードが遅くなる傾向があると言われています。
■ベストエフォート型
ギャランティー型とは対照的な『 動作を保証せず 』が前提となっています。
バグが発生することが当たり前であり、バグが出るたびに直しながら前に進むという手法です。
自動車業界ではテスラ・モータースがその筆頭に挙げられます。
そして、テスラがよく騒がれている
・バグ
・故障
・品質問題
はこれに起因しています。
ベストエフォート型の最大の特徴は、
常に革新的なアイデアが生まれる可能性があり、失敗を恐れない企業風土が育ちやすいと言われています。
この特徴が多いのは、ソフトウェア業界に多いとも言われています。
(個人的には海外のゲーム制作会社がこの傾向が強い印象)
テスラを例に上げると、
『 動作を保証せず 』は自動車業界では禁忌に近いもののはずですが、
イーロン・マスク氏はそのリスクをあえて選択し、
非難覚悟で企業の成長速度を早めるために、この手法を採用したのだろうと推測します。
そして、
既存の自動車メーカーがテスラに追いつけないのは、
既存メーカー:ギャランティ型
テスラ:ベストエフォート型
だからということになり、
特に進化の早い、エレクトリック分野やIT分野において、大きな差となって現れているのだろうなと感じます。
自動車業界自体がすでに、
『 走るスマホ 』
になってしまう未来に突き進んでいます。
結果としては、『 ギャランティ型 』を採用するほうが、
競争力を低下させるという意味でもリスキーになるのだろうなと強く感じる今日この頃です。
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【本日の名言】『 ウェリントン公爵(アーサー・ウェルズリー) / ナポレオン戦争集結の立役者(大英帝国) 』
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習慣は第二の天性となり、天性に十倍する力を有する。
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よく、動画でも○○ルーティーンみたいなものが題材であがったりしますね。
習慣化しているものは、
良くも悪くも、その人に身についた習慣ですので継続性が非常に強いものです。
つまり、
なにかに特化しようと思えば、むりやり継続して、それがルーティン化すれば最強だと思います。
運動でもなんでも、ルーティン化するからこそ継続できますからね。
ルーティン化するという境地に辿り着くまで耐えたら、新しい自分にであるかもしれませんね。