一昔前は映画といえば、映画館かレンタルビデオが主流でした。
もしくは、
金曜ロードショーなどで放映された映画を録画したものを鑑賞するというものです。
今はというと、
・Amazon prime
・Netflix
・Hulu
など、
定額制の動画配信サービスが主流となっています。
これらのサービスが映画業界や映像ソフト業界のゲームチェンジャーとなっています。
日本映像ソフト協会(JVA)が、2020年の
『 映像ソフト市場規模及びユーザー動向調査 』
の結果を発表しています。
新型コロナウィルスの影響を大きく受けた2020年はレンタル市場が大きく減少しています。
逆に定額見放題(SVOD)が大幅増となっています。
・セル市場:1,860億円(前年比94.1%)
・レンタル市場:1,041億円(同82.7%)
となり、
合計の推計値は2,901億円と減少が続いています。
(前年比89.7%)
一方で、
有料動画配信市場については、
定額見放題の利用増加によって伸びた金額だけで
・市場全体伸び:3,973億円(前年比165.3%)
と大幅な伸びを上位サービスプロバイダー中心に実現しています。
この結果、
市場全体:6,874億円(前年比121.9%)
と、
巨大な市場規模となっています。
では
動画配信における事業者間で、どういうシェア争いになっているかというと、
■定額見放題
1位:Amazonプライムビデオ(58.8%)
2位:Netflix(21.8%)
3位:Hulu(13.9%)
■デジタルレンタル
1位:Amazonプライムビデオ(49.9%)
2位:Hulu(10.8%)
3位:U-NEXT(10.1%)
■購入
1位:Amazonプライムビデオ(51.4%)
2位:Hulu(13.4%)
3位:FANZA(7.9%)
と、
超巨大企業Amazonの一強状態です。
こういった状況が鮮明になってきている為、
レンタルビデオビジネスは業態変化を求められるようになっています。
蔦屋(CCC)のように、
レンタル事業などの事業をフロントエンド(集客商品)として、
そこで集まった顧客の購買データを企業に提供することで収益をあげるマーケティング企業というビジネスモデル。
(本業はレンタル事業ではない)
こういう収益源があれば生き残っていけるかと思いますが、
そうでない街のレンタルビデオ屋さんは軒並み閉店に追い込まれると予想しています。
今後もIT化が進んでいくと、
今まで当たり前にあった
『 なにか 』
がいつの間にか姿を消していたという状況が加速化するのだろうなと考えます。
色々と目を向けていくと面白いですね。
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【本日の名言】『 ジェームズ・ガーフィールド / 第20代アメリカ合衆国大統領 』
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▼
一日、数分間の努力の差が、勝利をもたらす。
↑
毎日、毎日少しずつ。
続けられることから始めましょう。
という意味ですね。
『 1.01と0.99の法則 』
と呼ばれる法則があります。
1.01と0.99は、
当初は0.02しか違いが有りませんが、
365日間、同じ差が開き続けると37倍もの違いが出ます。
大きくドカン!とやるのも大事ですが、コツコツとやることも非常に大事ですね。