世界には驚くような事件があります。
今日は、車にまつわる凄い事件をご紹介します。
世界中いたるところで『 犯罪者とスーパーカー 』は密接に結びついてます。
今回タイにてとんでもない事件が発覚しています。
大まかに説明すると、
いち警官が、
フェラーリ含む高級車を42台も所有し、
しかも容疑者を拷問のうえ殺害したりという映画顔負けの汚職を行っていた
というものです。
そしてこの警官の名はティティサン・ウッタナポンという人物です。
警官なのに、
フェラーリに乗ることが知られており、そして愛称がジョーであることから
『 フェラーリのジョー（Joe Ferrari） 』
と呼ばれていたそうです。
今回の報道によると、
このフェラーリ・ジョーは麻薬密売の容疑がかけられていた男から6万ドル（約660万円）を脅し取ろうとしたうえ、
容疑者の頭にビニール袋6枚をかぶせて窒息死させた疑いが持たれています。
そしてこの容疑者の死亡については警察内部にて秘密裏にて処理され、
容疑者は覚せい剤の過剰摂取にて死亡したという公式発表がされたものの、ある弁護士は『 実際には窒息させられ殺された 』と告発。
しかし、
事実が明るみに出ても、
フェラーリ・ジョーは別の部署への異動だけとなり、この時点で『 警察ぐるみの汚職 』が伺いしれます。
ただ、
その後に別の弁護士が、
この殺害現場の動画を公開することで事態が一変します。
内容は、
『 手錠をかけて身動きのとれない容疑者を複数の警官が押さえ込み、フェラーリ・ジョーが容疑者を窒息させる 』
という凄惨なものです。
さすがにこの動画が出回ってしまっては、
警察もフェラーリ・ジョーを逮捕せざるをえなくなったというのが現在までの流れです。
参考までに、
弁護士が公開した『 殺害動画 』は警察内部から入手したものだといい、
警察内部にも良心をもった警官がいるのかもしれませんし、もしくはフェラーリ・ジョーを『 消したい 』と考え、
その座を奪いたいと目論む別の警官が動画を流出させたのかもしれないと推察しています。
このフェラーリ・ジョーについては、
逮捕後の調査にて、タイの首都バンコクに高級マンションを保有しているほか、
フェラーリやランボルギーニを含む高級スポーツカー42台を所有していることが明らかになっています。
個人資産はなんと20億ドルにもなります。
フェラーリ・ジョーの『 警察官としての給料 』は月13万円程度だといわれ、
タイの平均年収は138万円くらいという統計があるので、給料としては平均的だと言えそうです。
ただ、
この給料で試算20億円を築くのはとうてい不可能なことです。
汚職・腐敗を監視する国際NGO『 トランスペアレンシー・インターナショナル 』の調査によると、
タイ現地にて警官に賄賂を贈ったことがある人は人口の半数にのぼるといわれています。
事実は小説より奇なり
報道によれば
『 まっとうな商売をしている人から、麻薬密売人にいたるまで 』
ほぼ全員が地元警察に賄賂を送らねば営業が成り立たないとも言われています。
こうなるともう警察官の仕事は
・賄賂を回収する
・賄賂を要求する先を探す
ということにもなりかねず、
こればっかりやってないと20億円もの蓄財はできないだろうなと。
そしてこのフェラーリ・ジョーの同僚や上司も含め、
『 同じような状況 』
だと思われ、
そもそもタイにそれだけのお金が流通しているということに驚いている今日このごろです。
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【本日の名言】『 徳川家康 / 天下人、征夷大将軍 』
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平氏を亡ぼす者は平氏なり。
鎌倉を亡ぼす者は鎌倉なり。
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組織は内部から崩壊していきます。
ただし、
組織内部にいると、そのことがわかりにくいです。
それは第三者から見るとハッキリと崩壊の兆候は見えていたりもします。
自身も幕府を開く者として、
歴史上の平氏と鎌倉幕府を例に出し、自戒を込めてこの言葉を残したのだろうと感じます。
