自動車メーカーからソフトウェアメーカーへ

ダイムラーは約1年前に社名を

『 メルセデス・ベンツ 』

に変更すると発表しており、とうとう『 2月1日 』から社名変更されることになりました。

ベンツ自体は今までは社名ではありませんでした。

この社名変更は自動車業界の変化に伴うもので、『メルセデス・ベンツ』への切り替えは、
同社がトラック部門を分離した後に行われ、ゼロ・エミッション車とソフトウェアという未来(EV化)を強調するために行われるとアナウンスされています。

※ゼロ・エミッション車とは

搭載された動力源から健康および環境に有害な

・二酸化炭素(CO2)
・窒素酸化物(NOx)
・一酸化炭素(CO)
・炭化水素(HC)
・粒子状物質(PM)

などの大気汚染物質や温室効果ガスを含む排気ガスを排出しない車両を指します。

電気自動車(EV)や燃料電池車(FCV)、自転車、電動自転車などが該当します。

逆にハイブリッド車(HV)、プラグインハイブリッド車(PHV)は排気ガスを排出するためゼロエミッション車には含まれない。


また同社は、
新技術やデジタル機能に注力するとも発表しており、これによって自社の評価向上を狙っていると言われています。

『 自社でソフトウェア開発を行うこと 』

で高い評価を得ているテスラに倣いたいと考えているというのが通説となっています。

同社CEOのオラ・ケレニウス氏は記者団に対し、

『 評価の倍率を引き上げるための真の変化 が起こる 』

と語っており、
同社の評価額は過去12カ月で40%増の740億ユーロに上るものの、
これはまだ『 真の変化が起きていない 』段階であり、今後、電気自動車の新型車を積極的に投入してゆくことでさらなる評価額の向上が期待できると語っています。

このアナウンスを見る限り、
商用車と乗用車に大きな変化が起きている今、
メルセデスは両社のガバナンスを分離することが最善と考えたようです。

理由は、
商用車は当面の間ガソリンエンジンの使用が許可されるが、
乗用車はそうはかない為、一つの会社の中で両者をイメージ的に共存させることが難しいから。

また、
『 キャッシュフローと評価倍率を高めることができれば、メルセデス・ベンツ株には大きな可能性がある 』

とも述べています。

株価の上下動が自身の最大の評価となる欧米のCEOらしい発言です。

メルセデスが昨年発売した最大の製品は、フラッグシップEVである『 EQS 』です。

これは考えうる限りのテクノロジーと大型スクリーンを満載しており、
テスラや他のEVの競合他社を凌駕すべく『 高級電気自動車の高い基準 』を打ち立てた意欲作です。

メルセデス・ベンツはかなり早い段階から独自のインフォテイメントシステム(ハイ、メルセデス)を導入してきており、デジタル化には積極的な企業です。

現在の自動車メーカーは先行き不透明な状況の変化にあります。

理由は、
自動車業界の未来は『 EV化 』に限らず、新しいデジタルサービスが何かしらの形で自動車に導入される可能性が高いためです。

そして、
テスラが自動運転にて利益を得ようとしていることでも分かるとおり、

『 ソフトウエアの優劣が自動車メーカーの利益を左右する 』

時代が来るのは間違いなく、
メルセデス・ベンツは『 車体以外の分野 』で利益を獲得しようとしているようですね。
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【本日の名言】『 ヘンリー・フォード / フォード・モーター創始者 』
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Don’t find fault, find a remedy; anybody can complain.
(あら探しをするより改善策を見つけよ。不平不満など誰でも言える。)

『 自動車王 』の異名を持つヘンリー・フォードが、
否定するだけではなく、よくするために必要なことにフォーカスすることの大切さを語った名言です。

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