テスラの第一四半期

テスラが2022年第1四半期の活動内容について発表を行いました。

4半期ベースでは過去最高の出荷台数と過去最高の利益を計上したとコメントしています。

テスラは2022年第1四半期に、以下の数字を叩き出しています。

【実数】
生産=30万5407台
納車=31万1048台

【内訳】
モデル3、モデルY=29万5324台
モデルS、モデルX=1万4724台

【売上】
187億6000万ドル

【利益】
33億2000万ドル

これが、
どう凄いかというと、以下の通り。

【昨年同期比】
生産=18万4877台

【過去最高生産数】
30万8650台(2021年第4四半期)

上述の様に、
過去最高記録を塗り替えており、
このままのペースだと2021年通年の97万台を今年は軽くオーバーしていく可能性があります。

利益についても、
これまで最高だった前四半期の23億ドルを大幅に上回っています。

なお、
テスラの利益増加に貢献しているのは

『 値上げ 』

と、言われています。

(例)
モデル3(1番安いモデル)

販売当初(3年前)は46,990ドルだったが、現在は34%も値上がりしている。

イーロン・マスク氏は決算説明会にて

・コストの上昇
・テスラの強い需要

によって値上げを行ったと語っています。

これは、
同じ手法を取って大きな批判を呼んだリビアンとは大きく異る事情です。

※リビアン
2009年にアメリカで創業したEVメーカー

つまり、
テスラの値上げは

『 市場に許容されている = 市場が価値を認めている 』

と考えることができます。

さらに同氏は以下の様にコメントしています。

この四半期に記録的な収益性を達成したことを考えると、クルマの価格を上げるのは理不尽に思えるかもしれませんが、私たちのクルマの納車待ちの列はかなり長いのです。

そして、一部の車両は来年までお待ちいただくことになります。

そのため、
現在注文されている車両の価格は、私たちが認識している、今後6~12ヶ月間に起こると思われるサプライヤーや物流コストの上昇を見越したものとなっています

ともコメントしています。

ただし、
2022年第1四半期が順風満帆だったわけではありません。

テスラはいくつかの逆境に直面したという事実も報告しています。

たとえば、
現在テスラの『メイン工場』である中国・上海ギガファクトリーがコロナウイルスの影響によって一時生産停止を余儀なくされたこと。

そして現在も続く上海のロックダウンについての影響についても言及。

ただし、
同氏はこの問題についても『解決できる』という見通しを述べています。

稼働を開始したベルリンのギガファクトリーの効果をもって、2022年には150万台を納車したいという意向を持っているようです。
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【本日の名言】『 ニーチェ / ドイツの哲学者 』

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樹木にとって最も大切なものは何かと問うたら、それは果実だと誰もが答えるだろう。

しかし実際には種なのだ。

目先のことではなく、
事の本質を見極めることが重要だと伝えている内容だと感じます。
(個人的な見解)

これは、
見る人によって感じ方が変わるかもしれません。

なので、
時間がある時にでも各人で咀嚼してみるのもありですね。
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