ケーニグセグ

現在、『もっとも平均価格帯が高い』部類のクルマを販売しているのがケーニグセグです。

現在のラインアップとしては

・レゲーラ
・ジェスコ
・ジェメラ
・CC850

となっており、
いずれもその価格は『 数億円 』というプライスタグを掲げており、出力は1,000馬力を軽く越えるというハイパーカー達です。

ちなみに、
世の中の自動車ランクをざっくり上から並べると、以下の通り。

・ハイパーカー(ケーニグセグ、ブガッティ、パガーニ等:価格は億超え)
・スーパーカー(フェラーリ、ランボルギーニ等:価格は数千万)
・高級車(BMW等:価格は1500万~500万)
・普通車(トヨタ等:価格は150万~600万)

ちなみにケーニグセグのクルマについては、以下の特徴があります。

・高級さを追求しているわけではない
・高価格帯のクルマの需要が高まっているためにその市場を狙ったわけではない

『 単に性能を追求したら高くなった 』

だけというのがケーニグセグの面白い部分です。

そしてケーニグセグは、
億超えのクルマしか作っていないにも関わらず、

『 消費者に対する価格納得性(もしくはコストパフォーマンス)を重視 』

しています。

顧客に対して、
素晴らしい買い物をしたと思わせるだけの製品を作らねばならないということを常に意識しているそうです。

なので、

『 EVだとこれまでのような、数億円という金額を顧客からもらうようなクルマを作ることは難しい 』

と発言したこともあるぐらいです。

そしてケーニグセグCEOのクリスチャン・フォン・ケーニグセグ氏は、
モントレー・カーウィーク開催中、カーメディアに対して以下の様な発言を行っています。

C8コルベットのコストパフォーマンスは信じがたい。

あの価格で、あのレベルの性能を実現したことには驚きを隠せず、これはGMにとっても顧客にとっても素晴らしいことだ

C8世代のコルベットはこれまでのフロントエンジンからミッドエンジンへとスイッチし、
そのためにすべてを新設計する必要が生じてしまったことに加えて、他のGMのクルマとの共通性もかなり低いというスポーツカーです。

なので必然的にコストが高くなってしまうのですが、
GMは2020年モデルについては6万ドル以下という驚愕のプライスでの販売を実現しています。

もちろんこれは、

『 市場貫通価格 』

いわゆるペネトレーションプライスを採用することでその存在感を強めたいとうシボレーの意向があったのは間違いないありません。

結果的には大量の注文が入り、
そして注文した人の多くがこれまでの世代のコルベットとは比較にならないほど多くのオプションを装着しているらしいので、シボレーとしては嬉しい悲鳴が止まらない状態なのかなと。

※重要
スポーツカーメーカーはオプション装着に非常に力を入れています。
なぜなら、利益率が高い&ユーザー満足度が上がるから。

ちなみに、
クリスチャン・フォン・ケーニグセグ氏については、
決してハイパーカーにしか興味がないという偏った人物ではなさそうです。

・日常の足=テスラ・モデルS
・趣味のクルマ=GRヤリス

さらには、
かつて乗っていたマツダ・ロードスターが忘れられずに買い戻したことがあるほか、
家族や友人を非常に大事にし、成功した今でも成功する前と同様の落ち着いた生活を送っている好人物です。

(ラインナップにある『ジェスコ』は父の名です)

多くのプレミアムカーメーカーのCEOのように、
自社製品ばかりを主張し他社製品を貶めるようなことは決してせず、ライバル社の製品や全く価格帯が異なる製品でっても

『 いいものはいい 』

と素直に認めることができる人でもあります。

自社製品と他社製品とを切り離さず、比較しない人だからこそ、他に類を見ないパフォーマンスを持つクルマを作ることができるのかなと感じますね。

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【本日の名言】『 武田信玄 / 甲斐の戦国武将 』

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武将が陥りやすい三大失観。

一、分別あるものを悪人と見ること
一、遠慮あるものを臆病と見ること
一、軽躁なるものを勇剛と見ること

イエスマンが重宝され、
諫言する人間が煙たがれるのと似たようなことですね。

こうなってしまうと、
その部隊や組織などは崩壊の一途を辿ってしまうのだろうなと感じます。
Xserver Business


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