250万!!!!
と、
びっくり仰天の金額です。
今回のネタはカナダからお届け。
オンタリオ在住の
『 キア・ソウルEV(450万〜) 』
のオーナーが、
バッテリー交換のためにディーラーへ依頼したところ、
『 工賃を含めて23,000カナダドル(約250万円) 』
を請求されたそうです。
このキア・ソウルEVには、
『走行距離16万キロのバッテリー保証』
がついていたものの、
このオーナーの場合は17万キロを超えていたために保証の対象外となった模様。
ちなみに、
キア・ソウルEVは小型のハッチバックで、
EVとしてはもっとも安価な部類に属します。
この250万円というのは、
車両価格に比較するとかなりのパーセンテージということに。
50%以上の価格。
日本だと数年で十数万キロも走るケースは稀です。
ただ、
北米では珍しくはないらしく、
今後も同様の事案が頻発するのではと予想しています。
もう一つの例もご紹介をば。
同様にオンタリオ州のオーナーの事例で、
対象車はEVではなくハイブリッドモデルとなります。
『2011年型リンカーンMKZ』
のバッテリー交換に、
『20,000カナダドル(約220万円)』
を要求され、
そのうち15,000カナダドルはバッテリー代だったと報じられました。
(ハイブリッドはバッテリーが小さい為、この金額で収まった模様)
米国では、
シボレー・ボルトのオーナーがバッテリー交換に、
「3万ドル(約445万円)』
を請求された例もあります。
EVやPHEVで、
『バッテリーが交換必要な状況』
になれば、
もうクルマを売ってしまって乗り換えたほうが良いレベルですね。
こういった状況では、
EVやPHEVの売却時には、
『売りたくても売れない』
レベルの査定額になる様な気がしてなりません。
(実際のところは分かりません)
これから同様のニュースが大量に出てくると、
EVブームでEVを購入しようとするユーザーが
『バッテリー残存率や保証』
を懸念して踏み止まる可能性もあります。
なので、
メーカーはそれなりの対策を持っておく必要に迫られるだろうなと予想します。
ちなみにトヨタは、
10年後のバッテリー残存率90%を目指すという方針を打ち出しています。
これは、
物理的なバッテリーの性能向上に加え、
充電時にバッテリーを傷めないようにする
『 ソフトウエア面 』
の改善を行うという点を強調しています。
ただ残念ながら、
現在の10年後のバッテリー残存率は『60〜65%』に留まるそうな。
なので、
この『90%』の道のりは険しいだろうなとも感じます。
ちなみに、
今、世界から注目されているのが、
『ソリッドステートバッテリー』
です。
従来のバッテリーに比較して、
・容積が小さい
・バッテリー重量が軽い
・バッテリー容量が大きくなる
となるそうです。
こうなると、
・車体重量が軽くなる
・車の後続距離が長くなる
・車のデザインの自由度が上がる
といったことになり、
EVが富裕層の乗り物から一般的なものになるのだろうなと。
これこそが、
EVが世界を席巻するターニングポイントになるだろうなと感じます。
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【本日の名言】『 ウォルト・ディズニー / ディズニーランド創始者 』
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勝者と敗者の違いはたいていの場合、、、やめないことである。
↓
以前にも一度、取り上げた名言です。
『継続性』
『発案や発想』
と同様に物凄く大事なことだと個人的には感じる名言です。
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