ヤフーニュースでも話題のイーロン・マスク氏。
テスラの個人株主第3位であるインドネシアの大富豪『コ・グァン・レオ氏』が、
イーロン・マスク氏にCEOを退任して後任を探すよう求めていることが判明して話題になっています。
同氏は8月の時点で
・約2260万株のテスラ株
・123万株のストックオプション
を保有していたと報じられており、
その価値は約34億ドル(約4513億円)にもなるそうな。
これよりも多くテスラ株を保有する個人株主は、
・イーロン・マスク氏
・ラリー・エリソン氏
だけということになるそうです。
ちなみにコ・グァン・レオ氏は、
かつて自身をイーロン・マスクCEOの取り巻きである、
『 イーロン・ファンボーイ 』
と表現していたものの、
最近になってイーロン・マスクCEOへのアンチへと転じて非難を開始していると報じられています。
コ・グァン・レオ氏の主張によれば、
『イーロン・マスクCEOはテスラを見捨て、現在はCEOがいないも同然で、同社はフルタイムで働くCEOを必要としている』
とのこと。
たしかにイーロン・マスク氏はツイッター買収後には、
『 やることが多すぎる 』
といった懸念を表明しており、
これまでのようにテスラにかける時間を割けないという問題があるようです。
いくつかの報道では『テスラCEOの後継者として、中国のテスラの責任者を任命する』といった報道もあるぐらいです。
つまりイーロン・マスクCEOはテスラよりもツイッターを重要視するつもりなのかなとちょっと考えてみたり。
ちなみにですが、
イーロン・マスク氏は、
・インターネット
・環境
・宇宙
という分野にて人類に貢献したいとも語っており、最初に創業したのは『ペイパル』です。
ここでは支払い方法を簡素化し、
ネットショッピングの可能性を大きく拡張したわけですが、この会社を売り払ったお金ではじめたのが
・テスラ
・スペースX
で、
テスラではもちろん環境問題の改善に取り組み、スペースXでは宇宙開発分野における展開を行っています。
よって、
今回イーロン・マスク氏が『ツイッター』を通じて再びネットビジネスに関心を持つことは特に不思議ではありません。
同氏は今後ツイッターを、
『中国:Weibo』
のように、
人々の生活に密着したワンストップ型プラットフォームにしたいという意向を持っているようです。
現在、アメリカや欧州ではこういったWeiboのようなシステムは存在しません。
よってイーロン・マスク氏がそこに大きなチャンスを見出していることは想像に難くなく、この先の動向は注視しておいたほうがいいなと感じます。
加えて、
このコ・グァン・レオ氏は、
『 テスラは創業から19年が経過し、S&Pでは2.4%の配分を受け4位にまで成長し、すでに成熟した企業である。
よって今はイーロン・マスクのような理想家ではなく、アップルCEOティム・クックのような、実行力のある、実務レベルのリーダーが必要だ。』
とも語っています。
実際のところテスラの投資家は、
イーロン・マスク氏がツイッターを買収し、
ソーシャルメディアネットワークの再構築に時間を割くようになって以来、テスラに対する懸念を強めています。
テスラの株価は今年に入って55%下落していて、現在では2020年11月18日以来の安値となる1株当たり155.88ドルまで下落することになっています。
ただ、
テスラ株について強気な姿勢を保つことで知られるゲイリー・ブラック氏によると、
『イーロン・マスクは素晴らしいビジネスリーダーだ。
彼は、彼の偏った政治的見解がテスラのEVに対する顧客の認識を傷つけていることにすぐに気がつくだろう。
顧客は、自分のクルマが物議を醸すことを望んでいない。
イーロン・マスクの発言に恥ずることなく、顧客はテスラのクルマを運転し、テスラオーナーであることに誇りを持ちたいのです。』
とのこと。
これは今、
アメリカで問題になっている、イーロン・マスクCEOがテスラのブランド価値を貶めているということに言及したもののようです。
一方、
イーロン・マスク氏はツイッターのトップを辞任すべきかどうかを問う投票をツイッター上にて行っています。
これによると57.5%つまり過半数が『テスラCEOを辞任すべき』だと回答しています。
しかしながら、
この結果について、イーロン・マスク氏は後継者が現時点で存在していないとも述べており、後任の目処が立っていないようでもあります。
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【本日の名言】『 ジョン・ロックフェラー / スタンダードオイル社創業者 』
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ビジネスを基盤とする友情は、友情を基盤とするビジネスよりも優れている。
↓
その通りだ
となる名言ですね。
戦友のほうが、
平時の友情よりも信頼に足るという映画である描写とも似てますね。
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