テスラデモin中国

中国において度重なる値下げを行い、日本においても価格改定がアナウンスされたばかりのテスラ。

中国においてはその値下げ幅があまりに大きい模様。

その為、値下げ前に購入した人々がテスラのショールームに殺到し抗議を行ったとの報道されています。

(10月下旬の価格比で5.7~13.5%くらい下がっている)

報道ではテスラの配送センターに集まり、怒りを表現する人々の様子が報じられています。

これら顧客の多くは10月の値下げの後、テスラが年末商戦を盛り上げるために導入した追加インセンティブを利用して購入した人だとされています。

(テスラの受注が減少に対応して追加で販売刺激策を取っていた)

そしてこれらのインセンティブは12月末にて終了するとうたっていたものです。

結果、多くの顧客が『急いで』テスラ車を購入しています。

にも関わらず、購入直後に更なる大幅値下げがなされており、怒るのは気持ち的には理解できます。

(一方で、購入の判断を行ったのは自身なので、自身で責任を取るべきだとも思う)

今回ツイッターに投稿されている動画では、

『上海で行われた抗議活動であり、200人あまりが参加した』

との説明がなされています。

この他にも北京、深圳、成都、西安など複数の大都市でも抗議活動が行われた模様。

※中国の国営メディアは、テスラに注目させたくないのか、こういったデモをほとんど報じていない状況。

テスラはこういった動きを沈静化の動きを見せています。

公式ウエブサイトにて、

・数日前:納期1~4週間
・現在:2~5週間

と表示が変更されています。

暗に年明けに注文すると納期が長いということを示そうとしているようにも見受けられます。

そして今回のテスラの動きが他社に与えるインパクトは小さくはありません。

つまり他社もこれに追随した動きを行うであろうという点です。

今回の値下げによって、中国EVメーカーは以下の状況に陥ると推測されます。

・同じ価格と性能の場合
テスラのブランドに負けてしまう

・コストパフォーマンスの高さで売っていた場合
価格性能比がテスラを下回ってしまい、テスラに負ける

参考までに中国では、

①中国では採算度外視でシェアを獲得する。
②市場を制圧した後に利益を獲得する。

『焼銭』ビジネススタイルが多くを占めています。

よって成長著しいとされる中国EVメーカー。

ただし、実際に利益が出ているのはBYDのみだといわれています。

そのほかは軒並み巨額赤字を計上しているという報道も見られます。

実際、多くの新興EVメーカーがバタバタと倒産しているようです。

今回の一件はこの傾向を加速させる可能性があります。

なので、これをキッカケに業界再編へと大きく動く向ことになるのかもしれないとも考えてみたりもします。

ちなみにテスラは、こういった状況をおそらく予想していた模様。

最も注力していたのはプロモーションではなく生産効率の追求、コスト削減です。

(多くの中国新興EVメーカーとは異なる部分)

よってテスラは今から始まる、

『値引き競争』

においても十分な体力を発揮できるのではと考えています。
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【本日の名言】『 メアリー・ケイ・アッシュ / 米国の化粧品会社創業者 』

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人は成功に向かってつまずく。

失敗は成功のもとと似た様な発想かなと。

大小関わらず、障害のないことなどありません。

とりあえず戦車の様に押し進めということなのかなと認識しました。
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