中国が自動車販売にて世界一の座を獲得してからしばらく経ちます。
今回は、
『2022年、中国は自動車の輸出において、ドイツを抜いて世界二番目になった』
との報道がなされています。
ちなみに自動車輸出世界一位は我らが神国日本なのです。
日本での自動車生産が減少し、逆に中国では生産と輸出が拡大し続けています。
恐らく、近い将来に中国が日本を抜くだろうというのが一般的な見方のようです。
中国自動車工業会の報告によると、中国は昨年までに海外へ311万台の自動車を出荷しています。
これは、一昨年まで第2位の輸出国であったドイツを大きく上回るものです。
ドイツは昨年261万台を輸出するにとどまっています。
注目すべきは2021年に比較すると、ドイツでも10%増加しており、出荷が減ったわけではありません。
(4位は韓国の204万台)
一方中国は2022年に自動車輸出を前年比54%以上と増加させています。
日本の2022年通年での輸出台数はまだ発表されていません。
が、2022年1〜11月ですでに320万台以上を出荷しています。
我らが神国日本の首位は揺るぎないということになります。
ただし、日本は2021年に382万台を出荷していますが、2022年はおそらくこれに届かない予想となっています。
中国の調査機関によれば、中国は2023年までに550万台を輸出するようになるとされています。
そのうち250万台がEVになるだろうともいわれています。
ちなみに2022年に中国車の輸出が急速に伸びたのは、
『ロシア市場から欧米の自動車メーカーが撤退し、その穴を埋めたのが中国車だった』
という特殊な事情もあります。
かつ、中国で生産したテスラの輸出が伸びたという背景もあるんじゃないかとも推測されます。
おそらく今後も、
『中国はロシアへの輸出を強化する』
ことになるものと思われる為、2022年以上にロシアへの出荷台数が増えるかもしれません。
一方でテスラの輸出については減少する可能性が高いです。
理由は、これまでは中国で生産していたテスラ車を欧州へと輸出していました。
が、現在はベルリン工場の稼働が開始され、欧州への納車分はベルリン生産にて賄われる可能性が高いため。
ただ、それてわも2023年以降に大幅に増加すると思われるのがEVの輸出です。
日本でも販売を開始したBYD、NIO、シャオペン、その他諸々のEVメーカーが世界中に輸出を行う可能性もあります。
とくに発展途上国や東南アジアへの輸出は大きく増加するものと思われます。
これらの国では欧米メーカーのEV価格が所得に対して高価過ぎるため、中国産EVが重宝されることになると予想。
実際にタイで販売されたEVのうち80%が中国製。
全体的に見ると2023年の中国車の輸出は大きく伸びる可能性がありそうです。
ちなみに、2022年に中国は2700万台の生産を行っています。
輸出の割合は11.5%。
そして世界のEVの1/3が中国にて生産されています。
今後高まるであろうEV需要を考慮すると、中国が輸出No.1を獲得するのは時間の問題だなと感じます。
お名前.com
—————————————————————————-
【本日の名言】『 ウィンストン・チャーチル / イギリスの政治家 』
—————————————————————————
金を失うのは小さく、名誉を失うのは大きい。しかし、勇気を失うことは全てを失う。
↓
人によって序列が変わるかもしれませんが、各自で解釈を考えてみるのもありですね。
Xserver Business