YouTuber収益減少の謎

ここ最近話題となっているのが、

『Youtubeからの収益が下がっていてユーチューバーの生活が成り立たなくなっている』

というものです。

これについては、すでに様々なユーチューバーがコメントもしています。

ある意味では事実であり、ある意味では事実ではないものも含まれるのかなと考えています。

要は、収益が下がっているかどうかは、

『ユーチューバー次第』

というのが個人的な見解です。

まず、何故YouTuberがとんでもない金額を稼げる職業になったのか?

それは、

『Youtubeがテレビ番組の代わりになったから』

だと捉えています。

人の1日は24時間です。

そこから、

・学校
・バイト
・仕事
・食事
・睡眠

などの生活にかかる時間を差し引きます。

すると、一日あたりの『自由な時間』は4〜5時間くらいなものかなと。

(人の生活リズムはまちまちなので、ここは感覚値です)

その時間を各自が、

・TV
・ゲーム
・読書
・スポーツ
・会食
・遊興その他諸々

に使用することになります。

そして、この空き時間の多くを占めていたのがTVだったのだろうの推測しています。

そこにYoutubeが登場し、TVのシェアを奪ってしまったのかなと。

【TV】
一方的に放送されてくるものを眺める必要があります。

それが

・面白いかどうか
・自分の好みにマッチするかどうか

は『ずっと見ていないと』分からない。

【YouTube】
・自分の興味を惹く動画を探すことができる
・面白いと思う部分だけを見ることができる

というのが最大のウリ。

TV番組を見ることによる『時間の無駄』を削減でき、時間を有効活用できる。

上記の差によってTVからYoutubeへという1つ目のシフトが起きたと考えています。

そしてYoutubeが

『TVに取って代わった』

という性質上、Youtubeにおける人気コンテンツも、

『エンターテイメント系』

であったとも捉えています。

つまり、TVのバラエティ番組の代わりとしてYoutubeを視聴する人々が大半であったのかなと考えています。

一方で、

『ハウツー系』

などのTVでは見られなかった実用的な動画が人気を博するようもなっています。

これは新しい市場を作り出したと言っても過言ではないかなと考えています。

逆に、こういったコンテンツはニッチ過ぎて制作費をペイすることが難しく、TV局では制作が難しかったのではと推測。

ただし、

・Twitter
・Instagram
・Netflix(オンデマンドTV系)

等が登場すると、そちらに時間を割くようになった人々も少なくはありません。

よって、Youtubeの視聴時間がこれらに流れることになります。

ここで、

『Youtubeから次の流れ』

へと

『空き時間の使用方法』

について2つ目のシフトが始まっています。

さらにYoutubeの視聴時間流出を決定的なものとしたのは『TikTok』です。

こちらはYoutubeよりも、

『さらに短い時間』

で視聴者の興味を満たすことができるという性格を持っています。

これが、

『エンターテイメント系Youtube動画のシェア』

を奪うことに成功したんじゃないかと考えています。

YoutubeはTVのバラエティ番組から視聴者を奪うことに成功。

しかし、YoutubeもTikTokに視聴者をまた奪われた。

『空き時間』

をいかに有効に活用するかを考えた時には、YoutubeよりもTikTokを見ていたほうが視聴者にとっては有益なのかもしれません。

本来は2〜3分で事足りる内容なのに、広告収入を多く得るため、無意味に10分に引き伸ばしていたような動画。

エンターテイメント性のみで視聴者をつなぎとめていた動画。

これらはTikTokにそのシェアを奪われたと考えてよいかなと。

収益が減ったのはこういったYouTuberなのではと考えています。

一方で、

・収益が減っていない
・収益の減少幅が小さい

YouTuberはTikTokの短い時間では伝えることができない

・ハウツー系
・実用系動画

だとも考えています。

つまり視聴者の範囲が広くなくても、必要な人には必要であるという類の動画を公開している人々であると考えています。

要は、エンターテイメント性よりも

・知的好奇心を満たす
・知らなかったことを教えてくれる

動画です。

もちろん、エンターテイメント系ユーチューバーであっても、

・一握りの人気YouTuber
・TikTokで表現できる以上のことを視聴者に伝えることができるYouTuber

は収益を伸ばしているはずです。
(HIKAKINは増収している)

つまりは、YouTuberの収益が下がっているというのは、単純に

・オンライン上のプラットフォームの多様化
・シェアの変動

がもたらした結果であるのかなと。

その影響を受けない、

『強力で質の高いコンテンツ』

を発信しているYouTuberは十分な収益を得て、生き残ることができているというのがゴリラの認識です。

広告単価の高い自動車系などは、内容によっては生き残っていけそうではあります。
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【本日の名言】『 岩崎弥太郎 / 三菱グループ創業者 』

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創業は大胆に、守成は小心たれ。
樽よりくむ水にまして、洩る水に留意すべし。

一時的に何かに突出するためには攻めに全振りするのはアリだと思います。

ただし足元の守りがなければ、スカスカの足元がすぐに崩れる結果を招きます。

ディフェンスにおいては、より慎重を期しなさいということなのかなと。
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