現在、
中国では様々な優遇政策に引っ張られる形でEVの販売が伸びています。
EVメーカーの数はなんと、
400社あると言われています。
(これでも倒産によってかなり減少した)
さらには、
・バイドゥ
・ファーウェイ
などの異業種から巨大企業の参入が相次いでいます。
そんなにEVは儲かるのか?と疑問に思いますよね。
なんだか良さげに見えますが、
実は『BYD』を除くと中国のEVメーカーは、
『どこも儲かっていない』
というレポートが公開されています。
中国における、
EVブームの牽引役は、
・シャオペン(Xpeng)
・リー・オート(Li Auto)
・ニオ(Nio)
だと言わています。
これらは中国国内だけでなく、
中国以外にも販路を拡大しています。
【第2四半期の販売台数】
・シャオペン
98%増で34,422台
・リー・オート
63%増で28,687台
・ニオ
14%増で25,059台
といった具合に急成長しています。
ただし、
同時に各社の『純損失』も公表されており、
【第2四半期の純損失】
・シャオペン
126%増で27億元
・ニオ
370%増で28億元
・リー・オート
172%増で6億4100万元
この他にも、
・長安汽車有限公司=15億元
・GAC=14億元
・Avatr EV=2億5200億元
といった具合に純損失が出ています。
なので実は、
『 売れば売るほど赤字が膨らむ 』
といった状態です。
これらの理由については、
発表もなければ資料もないので不明です。
・先行投資
・シェア獲得の為の赤字販売
・その他の問題
上記に該当するのかすら謎です。
中国では、
『 焼銭 』
といわれるペネトレーションプライスを武器にしたプレゼンス獲得戦略が主流となっています。
※ペネとレーションプライスとは?
導入期から一気に市場への早期普及を図り、
成長曲線(カーブ)に乗せることを目的とする価格設定のことです。
これは以前にも、
デイリーでチラッと触れましたが、
利益度外視の商売も比較的多いようです。
シェアサイクルビジネスも似た手法ですね。
そんな『赤字まみれ』の中国EV業界にあって唯一利益を出しえいるのがBYDです。
BYDは、
『投資の神様』
と言われる『ウォーレン・バフェット氏』が出資していることでも知られています。
BYDは現在、
中国最大の電気自動車メーカーとなっています。
(中国2位のバッテリーメーカーとしても知られる)
今年上半期には64万1350台を販売しています。
その利益は206%増の36億元と言われています。
ほかの中国EVメーカーとは全く異なる業績をあげている模様。
お名前.com
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【本日の名言】『 ウォーレン・バフェット / 投資の神様 』
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我々が好む株式保有期間は永遠
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短期的な値動きの売買差益で稼ぐのではなく、
『企業の長期的な成長に対して投資をする』
のが同氏の基本的な投資スタイルなのだそうな。
企業経営や個人的な判断含め、
『目先の判断』
はいけませんよというメッセージに感じますね。
Xserver Business