バンダイナムコの知的財産戦略

バンダイナムコは知的財産を軸とする戦略で経営しています。

知的財産はIntellectual Property、略してIPとも呼ばれたりします。

この戦略は、
キャラクターなどの知的財産を最適なタイミングで、
その商品またはサービスを提供することによって最大の価値を提供するというものです。

さらに、バンダイナムコは新たな事業領域の開拓に動いています。

その事業は、

『 映像音楽プロデュース 』

です。

これは、
自社キャラクターを

・アニメ
・音楽配信
・ライブイベント

などの多くのカテゴリーにてプロデュースを行い、収益獲得の場を広げるというものです。

ではなぜ、
バンダイナムコがこのような戦略をとったのか。

その理由の一つに、

『 国内の少子化 』

が挙げられます。

徐々に縮小していく子供関連ビジネス市場において、
玩具やゲームといった単体のものを売るだけで完結してしまうビジネスでは先行きが暗いのが見えています。

それを打開する事業として、

(例)

変更前 = アイドル
変更後 =が歌手、女優、モデル、アパレルブランド設立

といった具合に職域を拡げていくのと同様に、
映像音楽プロデュースにおいては、『 架空のキャラクターが様々な分野に進出し活躍する 』といった発想です。

その良い例が

『 ラブライブ! 』だそうです。

(どんなものかは知らないので、興味あるかたはググってください)

一度人気キャラクターを創出することができれば、
そのキャラクターの『 版権使用料 』を収益として得られる機会が増えます。

このビジネスモデルを築き、安定的な収入基盤を構築することが成長の軸にもなっています。

今でこそ盤石な雰囲気のバンダイナムコですが、
そこまで楽な道のりではなかったというのも事実なようです。

バンダイナムコによると、
経営戦略の軸は上述したとおり『 IP軸戦略 』です。

それを可能にするには、

・旧バンダイ
・旧ナムコ

それぞれのコンテンツの特性を把握し、

『 最大価値の商品またはサービス 』

に育てることが大切となってきます。

経営統合当初は、
旧バンダイと旧ナムコの企業風土の違いから伸び悩みがあったそうです。

旧バンダイはキャラクタービジネスなため、
人気があるうちに消費者に商品・サービスを提供するのが生命線です。

要は『 スピード重視 』の経営となります。

一方の旧ナムコは、

『 ヒットするゲームを製作 』

するために、
商品の開発に長い時間を要します。

提供するものの違いから、旧バンダイのスピード偏重の姿勢とは真逆です。

この差異を埋め合わせるべく、

『 最速で良質なもの 』

を追求したところ、双方の長所が失われてしまったと語られています。

しかし、
時間の経過と共に、
徐々に旧バンダイと旧ナムコ社員の相互理解が進み、
15年3月期ごろから経営目標を達成できるようになってきます。

今となってはバンダイナムコはアジア圏にも進出しており、
世界に誇る企業として頑張ってほしいなと思う今日このごろです。

Every villain had an origin story from WhitePeopleTwitter


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【本日の名言】『 バーナード・ショー / 劇作家 』

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人生とは自分を見つけることではない。
人生とは自分を創ることである。

よく『自分探しの旅』といった単語を耳にします。

これだけを見ると、

・自分自身を見つめ直す
・自分を取り戻す

的なニュアンスで捉えることができます。

が、
よくよく考えてみれば、
自身の方向性を作り出す為の行動なのかなと。

見つめ直すだけでは、
何も変化が起きませんし、
諸々と向き合った結果として、
そこで出した答えに近づける努力をすることになります。

と考えれば、
もしかすれば、

『自分探しの旅』ではなく、『自分創りの旅』でもよいかもしれませんね。
Xserver Business


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